空間(部屋)を間仕切る方法は「壁」だけではありません。 家具・ガラス・ブラインド・カーテン・・・など、間仕切る方法や素材により魅力的で新たな空間のスタイルが実現できるのです。
写真はマスターベッドルーム(主寝室)と隣接する洋室の「壁」を取り払い、「ドレッサー×飾り棚」の用途の特注家具で間仕切っています。 一部開放空間を残しつつ間仕切ることを計画し、ドレッシングルームにつながるマスターベッドルームを実現しました。
この家具は必要最小限の奥行き(36センチ)で両面から使えるようデザインしているのですが、それぞれの空間の広さを最大限確保する効果と共に、収納したり、飾れたり、ドレッサーとして使えたりする間仕切り収納としても機能的な役割を果たしています。
両面使いの家具で間仕切る方法は、空間の機能を高め、広さの確保にもたいへん有効です。
このコラムの執筆専門家

- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
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