- 池本 真人
- Div Design Webサイトの一級建築士
- 東京都
- Webプロデューサー
本当の自分が飛び出してくる!
-
人間の思考というものは、どちらかに偏りやすいものなのかもしれません。
「自分のことだけを考える人は絶対に悟れません。」と言うと、
「相手のことばかりを考えていたら、自分が不幸になりませんか?」
と思う人が出てきます。
一方、自分のことをないがしろにしている人に、
「自分のことも大切にして下さいね。」と言うと、
「自分がどんなに大変でも、人のために行動することが生き甲斐なんです。」
と言う人もいます。
Aと言われたらA!
Bと言われたらB!
というような両極端なことではなく、両方を大切にしていったらいいんです。
自分も相手も両方大切なことは言うまでもありません。
その時、両方は選択出来ない…と思ってしまうようなこともあるんですね。
例えば運命と自由の問題です。
この世の全ての出来事が運命で決まっているのだとしたら、自由というものは存在しません。
いや、「人間は自由だ!」と思いたいけれども、生死も自由に出来ない人間に自由があるとも思えません。
自由でありたいのは人間の本能とも言えるものなのですが、その実のところ、現象世界に自由というものはありません。
じゃあ、運命が全てなのか…というと、それで満足出来ないのが人間というものなんですね。
だからこそ、運命と自由の両方を満足させていく必要があります。
その矛盾したように見える二つを、いかにしたら手に入れられるのか…というところが大切なんです。
運命に縛られているのであれば操り人形となんら変わりはありません。
本人は自由だと思っているけれど、檻の中で自由に歩ける程度の自由しか無いと気付いていない方も大勢います。
話しは変わりますが、立体に見える3D映像というものがあります。
あれがどうして立体に見えるかと言うと、2つのカメラで撮影したものを同時に見るから立体的に見えるんですね。
何が言いたいかと言うと…。
運命に縛られている人に対して、自由だと思えということではないんです。
一方、自由だと思っている人に対して、本当は運命で決まっているんだよ…と言うことでもないんです。
AからBへ、BからAへ視点を変えるということではなく、運命も自由も受け入れた時、本当の自分が飛び出してくるんですね。
この世の仕組みを知り、全ての運命を受け入れた時、初めて本当の自由というものが何かを知り、自由に創造が可能になるんです。
AはBでもあり、BはAでもある。
ここまで腑落ちした時に、本当の自分が何者かということがわかります。
今まで3Dだと思っていた自分は、画面に映っているだけの2Dであり、そのことを知った時に3Dを観られるようになるんですね。
どうして3Dに観えないかと言うと、心のレンズが曇っているに他なりません。
心のレンズをクリアにするには、現象世界の思い込みという呪縛から逃れる必要があります。
そのために、道理を知って実践していくしかないんです。
いくら良いレンズを外に追い求めても、3D世界の仕組みを知らなければ何にもなりません。
心のレンズの汚れを綺麗にしていくヒントが仏教の中にあります。
一人でも多くの人に気付いてもらいたいと心から思っています。
※メールマガジンだけでしかお伝えしないお話しもあります!
見方革命家まーくのメルマガ登録はこちらです♪
このコラムに類似したコラム
幸せな人生を歩むために必要な二つの目 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/09/13 10:00)
前世からのカルマとは何なのか? 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/09/05 09:07)
方程式の全体を見るということ 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/07/25 20:17)
これ以上無い道の発見! 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/05/23 14:24)
カウンセラーやセラピストが陥りやすいこととは? 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/05/05 13:00)