カウンセラーやセラピストが陥りやすいこととは?
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「カウンセラーとかセラピストって何なの?」
私の師匠である松井先生がよく仰っていた言葉です。
その言葉を初めて聴いた時、松井先生にセラピストの説明をしていたのですが…。
説明を終えた私に、松井先生はこんなことを仰いました。
「でも、悩みがある人に人の悩みなんて聴けるのかねぇ?」
その言葉を聴いた私は、ちょっとムッとしたんですね。
松井先生に対してこんな言葉を言い返しました。
「松井先生のような人は稀ですから、悩みがある人が人の話しを聴く仕事をしてもいいと思います。」
それを聴いた松井先生は、ニコニコとしたまま何も言い返しませんでした。
私がそのことを松井先生に謝ったのは、一年くらい経った時でした。
「悩みのある人は人の悩みを聴けない。」
どういう意味だったのかは、今になってよくわかります。
今になって私自身も松井先生と同じ気持ちを抱くようになってきました。
「セラピストって何だろう?」
意味を説明しようと思っても出来なくなってしまったんですね。
「自分が誰かを救ってあげている…。」
カウンセラーやセラピストであれば、誰もが一度は思うことなのかもしれません。
ですが、全ての人は初めから救われることは決まっているんですね。
自分が救っているわけではありません。
救うべき環境にいた…というだけなんです。
「自分が!」という承認欲求は、愛の不足からくるものなんですね。
自分自身に愛が不足しているのにも関わらず、誰かを癒し、愛してあげるなんていうことが出来るのでしょうか?
誰かを愛している優しい気持ちを必要としているのは、他の誰でも無い自分自身なのではないでしょうか?
自分なんていうものは本来、存在しないものです。
「自分が!」などと余計なことを考えず、ただ目の前の人を救っていけばいいんです。
目の前の誰かを救うという結果は同じように見えるかもしれませんが、そこにある想いというものは大きな違いが出てきます。
本当に助けている対象は誰なのでしょう?
もしかしたら、私が何を言っているのかわからない人も多いかもしれません。
カウンセラーやセラピストを生業としている人は、私が松井先生に反論したように、あまり良い気分を持たないのかもしれません。
私の経験からお伝えすると、悩みがあったり、問題を自分以外のせいにしていたり、外に答えを求めている内は、目の前のことが正しく見えないんですね。
目の前のことが正しく見えないから、正しい答えなんて出てくるはずが無いんです。
このことは、善悪や正誤が無いという話とは、また別のことです。
昔から私を知っている人は、私が冷たくなったと思う人がいるかもしれません。
自分でいうのも何ですが、本当はそうじゃないんですね。
誰かを救ってあげているという間違い。
誰かに救ってもらいたいという間違い。
その両方から抜け出せる道があるんです。
本気で心から道を求めている人には、必ずチャンスというものが訪れます。
自分を捨てて、その道に飛び込んでいけるかどうか…。
幸せへの道というのは、常にあなたの横に寄り添ってあるものなんですよ(^_-)-☆
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