暑い暑い、と呪文のように唱えてしまうような暑さの中、皆様いかがお過ごしですか?私も同じように暑い暑いと言っていますが、他の意味でも熱いですよ!
今月末はデフリンピックが開催されるので、応援にも熱が入ります!当院のフェイスブックでも少しお話したので、知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、7月26日から8月4日までの10日間、ブルガリアのソフィアで“聴覚しょう害者のオリンピック”が開催されるのです。
私は2年ほど前から手話の勉強をしていて、地元の静岡では手話サークルに通っていました。
東京でも手話を続けたいと思い、今はろう者と健聴者が集まってフットサルをする、手話フットサルに月に1回2回ですが参加しています。そこでデフリンピックの話を聞き、日本を応援したい!ろう者を応援したい!との思いから応援し始めました。
夏季の競技は20種目。バレー、サッカー、テニスを始め、格闘技ではレスリングやテコンドー、空手に柔道まであります。選手の出場資格は「両耳の聴力が、少なくとも55dBの聴力損失と判定されたろう者」。55dBがどのくらいか想像つきにくいでしょうが、普段の会話に支障が出る、大きな声で話してもらわないと聞こえず後方の会話には気付かない、という風に考えて頂ければわかりやすいかと思います。
そんなに聞こえにくい状態でスポーツができるのか?と思いますか? もちろん!各国の代表となるだけあって皆さんとてもお上手です。今回のデフリンピックの女子サッカー代表の方々数名が、私が行っている手話フットサルにいらして一緒にプレーさせてもらいましたが、聴力のハンデなど感じないほどにとても上手でした。
また、ろう者の友人と一緒にご飯に行った際、私がこっそりお皿からトマトをよけるのを見ていて、その後出てきたトマトサラダを他の人へ渡してくれていました。見つからないようにやったつもりなのですが、よく見ていたんですね。彼曰く「ろう者は耳が聞こえづらい分、周りをよく見ているんだよ」とのこと。すごいですねー。こういった目の良さがきっと競技に活かされているのだと思います。あ、でも皆さん、健康の為にトマトは是非食べましょうね(笑)夏バテ対策にもお勧めです。
話がずれてしまいました。さて、このデフリンピックにも競技によってはトレーナーとして鍼灸師がついています。最近は特にスポーツ部門で鍼灸師の活躍が非常に多くなっています。プロのスポーツ団体のトレーナー募集資格に鍼灸師があげられることも少なくありません。スポーツ専門の鍼灸院も多く開設していて、もちろん、アキュラ鍼灸院でもスポーツ鍼灸を取り扱っております。
障害部位の治療はもとより、鍼灸本来の体調を整える治療効果によって、心身ともにバランスを調整し競技前後のケア、パフォーマンスの向上が望めます。本格的に、ではなく、趣味でスポーツを始めた方も、予防やコンディショニングの一環として鍼灸はおすすめです。
体調管理を忘れずに、今年も暑い夏を乗り切りましょう!
アシスタント 西村
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