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中村 英俊
株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
東京都
広報コンサルタント

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閲覧数順 2017年10月23日更新

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日本野球機構の会見で伝わったこと

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一昨日、久々に酷い記者会見を目にしました。


ご存じの通り、プロ野球で使用される統一球が今季、ひそかに飛びやすく変更されていた問題。


統一球は一昨年に競技環境を公平にし、国際大会に対応するために導入。その際、コミッショナーの意向で米大リーグ使用球にボールの反発係数を近づけ、その結果、22年に両リーグ合わせた本塁打が1,605本が導入した翌年には881本に半減したという。一試合あたりの本塁打は、1.86本から1.02本になったという計算。


しかし昨年10月にこっそりメーカーに統一球の反発係数の変更を指示し、今季から統一球の変更した結果、6/11の時点では1試合あたりの本塁打は1.50本にまで上昇していたという。さすがにおかしいと選手側からも問い合わせが入っていたようだが、「ボールには変更は無い」と対応してきたようです。


そのような状況下、一昨日に日本野球機構が開いた会見でのコミッショナーの発言をテレビ報道から抜粋すると下記になります。


・全く知りませんでした昨日まで

・事務局からも一切説明がなかった

・隠蔽する気は全くなかった

・非常に情報の流れが悪く選手諸兄に影響を与え申し訳ない

・しかし不祥事だとは思っていない

・責任云々というより私は不祥事を起こしたとは思っていない

・NPBの信頼性を落とさぬように組織を強化したい


統一球を世界標準に合わせていくことの必要性は理解できるが、なぜ選手会などが置き去りになり話が進められ、また説明も無く反発係数を戻したのか。本塁打が半減したから焦って戻したのが実情だろうが、それに気づいて問い合わせてきた選手にも「変更は無い」と対応してきたことは信用問題に値する。


それらの説明があったのかなかったのかは定かではないが、コミッショナーの見解を見る限り、日本野球機構という組織の代表としてではなく、単なる一個人の保身のための責任逃れ会見という信じられないほどの低レベルなものであったことは言うまでもありません。


この会見で伝わったことは、


①日本野球機構は組織として機能していない

②コミッショナーのワンマン運営

③相撲や柔道など旧体質な組織の存在意義が指摘されているが同機構も同様

④選手やファンを置き去りにした組織運営がされている

⑤自分の名前まで印刷した統一球も実は特段興味や拘りも無かった


などでしょうか。


このコミッショナーが組織の長として相応しくないばかりか、組織の存在意義をも問われた会見になっていたと言わざるを得ません。


記者会見は、「組織を映し出す鏡」であることを十分に留意する必要があるでしょう。

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