マンション投資にサラリーマンは向かない【その１１】

★出会い系や婚活で投資マンションを勧誘する？？【番外編】
投資マンションの購入勧誘の番外編。

出会い系やＳＮＳで知り合ったものから勧誘を受ける。
しばらくは普通のお付き合いだが、投資マンションが買えるか相手を値踏みしているようだ。

例えば、勤務先の聞きだし。

公務員や看護師、医師などであれば、収入は安定しているのでローンが組みやすい。
また、上場企業や世間的に名の知れた会社。

こうした人もローンが組みやすい。
だから、熱心に聞いてくるはずだろう。

で、次に聞くのが年収。

何回も会ううちに、何故か年収を聞きだす。

節税できるかもしれないから、「源泉を見せて欲しい」などという。
これで見込みがあれば、次は預貯金の確認へ。

おそらく、年齢や勤務先、勤続年数で預貯金の額を想像している。
最後に、マンション購入の意思決定をさせると、ローンに必要な書類だといって 預金通帳のコピーを請求してくる。

これは、先ほどの確認と今後、何件買えそうか見込みを立てるのだろう。

注意したいのはこの「預金通帳のコピー」の請求。

通常、ローンの申し込みにはよほどのことがない限り請求されない。
また、金融機関も個人情報の観点から、本人以外からでは預からない場合が多い。
これらの資料があれば、目の前のお付き合いの相手が何件買えるか値踏みはできるだろう。
年収の額から逆算してローンの借入限度額を計算。

次に、預金の残高を把握して、全額マンション購入のために引き出させる。
例えば、年収が８００万円、預金が１，０００万円とわかる。

８００万円で借りられるローンの限度額は概ね6,000～7,000万円。

これに預金の1,000万円を加算して、合計8,000万円の資金調達は可能だ。
で、1件あたりの投資マンションを2,000万円とすれば4件分買える計算になる。

4件買ってもすべて赤字。
ローン返済や管理費、固定資産税などの支払いが家賃より多いのはざらである。
これでは何のための婚活かわからない…


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