中村はるみ: クオリティ・オブ・ライフ研究所　代表/夫婦円満学校　主宰; 東京都; 性格分析交流術夫婦円満R コンサルタント; この専門家に相談する; 04-7190-5869

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夫婦円満、再恋愛、離婚回避、浮気防止の秘訣は、人間の価値＝収入？

2013-05-17 20:58

夫心と妻心の通訳者・夫婦間コミュニケーター
中村はるみでございます。ξξ＾-＾)

この「結婚生活修復大作戦」は夫婦間コンサルの仲村はるみと長女・伊藤くみ40歳、二女・田中りえ33歳　三女・仲村るみ29歳と銀座の真理子とで織りなす対話形式で進み、はるみのコンサルと生き方を伝える「夫心と妻心の通訳書」の構成になっております。

今までの経緯：田中りえは、夫・田中聡から離婚カードを渡されたが、夫婦関係再構築し離婚回避する決意をした。一時的に別居していたりえの夫、聡がりえの元に帰ってくるにあたって、母、はるみのコンサルが始まった。

★人間の価値＝収入ですか？

５月の連休に、私は東京で志伯暁子さんに会いました。
彼女は中国の首相、安倍総理、小泉元総理が来仙したときに司会をする仙台のカリスマアナウンサーです。

暁子さんと私の会話。
暁子：はるみさんのご主人はリタイヤされたのですか？
でしたら、今度は、はるみさんがドンドン稼いで、ご主人に楽をさせてあげる番ですね。
はるみ：ありがとうございます。その言葉が欲しかったのです。
実は東京にくるときに、ある先輩から『仲村さん、あなたが旦那より稼ぎだしたら、地獄だよ』とアドバイスを受けました。
私は『大丈夫です。夫婦仲良くやっていきます。ありがとうございます』と返事をいたしました。
暁子：私が結婚するとき、私のほうが収入は高かったのよ。でも夫は『僕は仕事の価値・僕自身の価値と収入は関係ないと考えている』と言ったの。私も同じ考えです。

この暁子さんの言葉によって、私は先輩の言葉の呪縛から自由になりました。

私は絶対に、夫と離婚しないし、愛され続けると自信がありました。
さらに私が多く稼ぎだしても、夫婦仲良くできる秘訣がありましたが、先輩の『仲村さん、あなたが旦那より稼ぎだしたら、地獄だよ』の言葉にどこか縛られていました。

夫が一番稼いでいた年収より、私が稼ぎだしたらと一抹の不安がありました。
それは男性には〈自分の価値＝収入〉という意識があることを知っていたからです。わが夫もその意識が強いです。

この話には３つの要素が関わっています。
１つ目は〈人間の価値＝収入〉かと、いうことです。
この答えは『ＮＯ』です。人間の価値は収入の多寡ではありません。

〈人間の価値＝収入〉は自分自身の価値評価にお金というご自分以外の影響が関わる物差しを使っていると言えます。
ご自身の価値評価を他者に任せるとも言い換えられます。

では〈自分の価値＝収入〉と自分の価値になるとどうですか？
即座に「この答えは『ＮＯ』です」とあなたは言えますか？

おそらく、「この答えは『ＮＯ』だが、〈収入が多い＝社会から求められる人〉の図式が成り立つ、現実に生きていくにはお金が必要。だから『ＹＥＳ』の要素もある」と感じている方が多いと存じます。

私の考えはビジネスでは『ＹＥＳ』の要素が強いですが、家庭では『ＮＯ』です。
もし、家庭でも〈自分の価値＝収入〉だとしたら「働いていない子供、専業主婦の価値がない」となります。家庭・社会で、子供・専業主婦の役割の価値は十分にあります。

りえを始め、夫から離婚カードを出されたり、浮気されたり、夫の横暴、無理解に悩んでいる女性は〈自分の価値＝収入〉〈自分の価値＝夫からの愛情〉という図式をご自身のどこかにお持ちで、そのために苦しんでいます。

あなたの仕事の評価＝人が依頼する、人が購入する、人が喜ぶなどで表せますが、あなた自身の価値の評価はあなたが決めることです。

ご自身の価値の評価にお金、他者からの評価などの物差しを使うことは、他者が認めてくれないとご自身を認められないと言えるのではないでしょうか。
それは自分以外の要素に左右される人生と言えます。
それであなたは幸せですか？　疲れませんか？
　
立場を変えて考えてみましょう。
常に誰かにプラスの評価してほしがる妻と一緒にいる夫は、リラックスできますか？夫の心は安定しますか？　夫は幸せでしょうか？

私が夫なら、疲れます。「いい加減にしろ」と言いたくなります。

なぜなら、ご自身を無条件で認められない人は、無条件で相手を認められないからです。それは夫・子供を無条件で認められないと言えます。

裏返せば、「稼いでくれば認める」「私を愛してくれれば、あなたを認めてあげる」と夫に条件を提示し、夫に妻が迫ることと解釈できます。

人間は「あなたはかけがえのない存在」と欠点も含めて個性として認めて、受け入れてほしいと望みます。その望みと対極なのが、条件を提示し認めることです。

望みを満たすために、言葉だけでもあなたご自身を無条件に受け入れ認めましょう。
それは、ご自身との会話を「ありがとう」「お願いします」「大丈夫」「すごいね」と、この４つに置き換えることです。
無条件とは、評価する物差しを手放すことです。

同時に、あなたの家庭の全ての会話も置き換えましょう。

全ての会話で置き換えるとは、ご自身との会話も「私ってすごい」となり、夫との会話も「働いてくれてありがとう」となり、子どもとの会話も「失敗しても大丈夫だよ」となり、姑との会話も「教えてください。お願いします」となることです。

夫にも同じことが言えます。
妻とご自身に「ありがとう」「お願いします」「大丈夫」「すごいね」と会話しましょう。

☆「ありがとう」「お願いします」「大丈夫」「すごいね」の言葉の効用

１、自己肯定感を高める：「自分はかけがえのない存在なのだ」と自分の存在を認める力を高める。
２、自己重要感を高める：「自分のことを他人から認めてもらいたい。自分の存在をわかってほしい」と思う心を満たす。
３、自分を評価する基準から解放される：収入・夫からの愛情・他人の評価などの他者が絡んでくる評価の物差しを手放すことができる。

娘のりえに〈人の価値＝収入〉といった考えがあるかどうかです。良い悪いでなく、その考えがあったとしたら、あることをりえ自身が認め、手放すことが、根本的に夫婦関係再構築のスタートです。次回、りえにあった時に確かめます。

大切なことはあなた自身がしあわせになることです。
これを忘れないで！
夫婦仲を良くすることは手段です。

先輩と志伯暁子さんの話に関わっている２つ目の要素は、先輩は私のことをよく知っているが理解していないことでした。
このことについては次回です。

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