頭と尻尾は(猫に)くれてやれ! - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

釜口 博
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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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頭と尻尾は(猫に)くれてやれ!

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知らないと損するかも…のお話し

ファイナンシャルプランナーが天職!
BYSプランニングの釜口です。

 

      
  野田首相の衆議院解散宣言から始まった「円安・株高」の流れ、
  いったいどこまで続くのか?

  ファイナンシャルプランナーという立場上、さまざまな経済指標など
  見た上で、マクロ的視点からの参考意見をお伝えすることはありますが、
  円安がどこまで続くのか? 株はどこまで上がるのか?
  などについての言及は避けています。

  こんなスピードで円安・株高がすすむなんて、デフレ慣れしている
  私たち日本人は戸惑っているのではないでしょうか。

  強気の判断の方、悲観的に考える方、さまざまでしょうが、
  投資をされているみなさんに、ファイナンシャルプランナーとして
  お伝えしたいのは、相場の格言の一つである以下の言葉です。

  「頭と尻尾は(猫に)くれてやれ」

  景気に波があるように、株価にも上がり下がりの波があります。
  株価の動きを線で結んだ株価チャートを眺めると、一番上まで株価が
  上がったところが「山=天井」、一番下に下がり切ったところが「谷=底」
  と言われ、この山と谷が繰り返されている訳です。

  株価がそれ以上上がらないことを「天井を打つ」と言い、逆は「底入れ」。
  投資家の中には、過去の天井と底を参考にして、前回の底値に近づけば
  買い、前回の天井値に近づけば売るというポジションを取る方もいます。

  しかし、以前とは状況が違い、底よりも下がってしまうこともあります。
  この状況のことを「底割れ」。
  底割れした後にさらに谷に下がってしまうことを「二番底」。

  相場の流れでは、市場全体が楽観ムードに染まった時が天井となりがち。
  逆に誰もが悲感に暮れた時が底になりやすい。

  過去を思い起こせば、バブルの絶頂期1989年末の38,915円が「大天井」
  金融危機で世界が震撼した2009年3月の7,054円が「大底」。

  大底で買って、大天井で売りたいと誰しもが思うところですが、
  その見極めは、私たち個人投資家レベルではできないはずです。

  だからこその「頭と尻尾は(猫に)くれてやれ」

  天井が近いと思えば早めに売り、底が近いと思えば買い始める。
  満腹ではなく「腹八分目」を心がけることが、投資で利益を出す方法
  だと私は思っています。

   


   ご質問やご不明な点がありましたら、
   お気軽にご連絡下さい。
    メール:waku@bys-planning.com
    Tel:06-4305-4425

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