
- 森岡 篤
- 有限会社パルティータ 代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
- 野平 史彦
- (建築家)
- 一ノ瀬 寛人
- (建築家)
トイレのタンクの上に手洗い用水栓があるものです。
昔から良く使われている一般的なものですが、私はできれば使いたくないと考えています。
水栓にもかかわらず、余り清潔な感じがしないからです。
給水管がつながっていることはわかっていますが、もし横にコップが置いてあっても、口をゆすぐ気にはなれません。
便器には汚水を流すため給水管があるのだから、手洗いをつけてしまえという安易な発想で、余りセンスの良い商品と思いません。
便所に洗面室を隣接させれば、手洗付き便器を使う必要はありません。
便所と洗面室を分離する方がよい場合は、便所の中に手洗器を付けることを検討します。
建主にはそのようにお話ししていますが、今までほとんど賛同されてきました。
もちろん、スペースが厳しい場合、予算がない場合に、手洗付き便器を使うことはあり、高い優先順位のことではないのですが、ちょっとした心使いです。
ご意見、ご感想お待ちしております。
このコラムの執筆専門家

- 森岡 篤
- (建築家)
- 有限会社パルティータ 代表
庭を取り込む心地良い空間、永く住むためのフレキシブルな家
家づくりは、建て主にとっても、とても手間がかかることですが、苦労した結果、建物が実際に形となり、できあがっていくのは、本当に楽しいものです。遠い将来、この家に住んで良かった、と感じてもらえるような、家づくりのお手伝いをしたいと思います。
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