- 昆野 世宙
- 株式会社AZクリエイト 代表取締役社長
- 岩手県
- Webプロデューサー
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
こんにちは、ガンガン上位表示を実現するSEO対策コンサルタントの昆野です。
今回は、全日本SEO協会へ寄稿 SEOレポート1月号を紹介します。
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■SEOのメリットについて
さて、中小企業や個人にとって、SEO対策を実施し検索上位表示したサイトからの集客は、比較的安価に見込み客を獲得できるため、非常に魅力的な集客方法だと思います。
グーグルアドワーズやヤフーリスティングなどのPPC広告(クリック課金型広告)は、広告費がどうしても高額になりやすいため、資金力に余裕のある会社の方が有利です。
基本的には、広告単価を高く出稿しない限り、一番上には表示できません。
それに対し、SEOは、きちんとしたノウハウさえあれば、安いコストでも上位表示が可能です。
特に地域ビジネスをやっているお客様などは、地域名を絡めたキーワードで上位表示を狙うことにより、比較的簡単に、興味のあるお客様を集客することができます。
■ペンギンアップデート後も効果のあるリンクビルディング
ペンギンアップデート以降、被リンクはもうダメだ、と思った人も多いと思います。
これからは更新頻度やホームページボリュームを増やすことで上位表示を目指そう、と試行錯誤している人も多いのではないでしょうか。しかし、こういったことを実際にやってみると、かなり難しいことが分かります。
・記事にできそうなネタが思いつかない。
・文章力がなく、面白い記事が書けない。
・記事を書く暇がない。
・HTMLの知識がなく、ホームページの更新が難しい。
など、いろいろと困難な点が出てきます。
確かに記事の更新は検索上位表示に有効ですが、そもそも毎日更新したからといって、すぐに上位表示されることはほとんどありません。
半年から1年頑張ってようやく順位がアップする、というのが現状です。
もちろん、こういったことを地道に出来る人は良いのですが、多くの時間を取ることができない中小企業や個人にとって現実的ではありません。
私としては、中小企業や個人のホームページは、リンク対策を基本として、必要最低限のページ更新で上位表示を狙うのが、最も現実的な方法だと思います。
■ではどういったリンク対策をすれば良いの?
ペンギンアップデートの施行後、リンク対策に消極的な人も多いと思います。
現在では、リンク対策をし、上位表示する際に、ちょっとしたコツが必要です。
それは、「リンクの質」です。
現在では、以前のように数百本単位でリンク対策をすると失敗することがほとんどです。
数百本単位でリンク対策すると、それらの中に質の悪いリンクが紛れている可能性が増えるため、その結果、ペナルティを受け、順位が低下する確率が高くなります。
現在のアルゴリズムだと、良質なリンクであれば、数本のリンクでも、効果が上がります。(上位表示されます。)
※下記は、弊社で5本のリンクを貼って上位表示させた例です。
このように現在のアルゴリズムでは、リンクの質さえよければ、わずか5本のリンクでも上位表示できます。
逆に、下記は、数年前に大量のリンク対策を実施し、そのまま放置していたホームページの順位経過です。
12月にあったアルゴリズム変動で順位が落ちてしまっております。
※上記のサイトはすべて、過去に大量の被リンク対策を実施したことがあるサイトです。
過去に大量の被リンク対策を実施したことのあるホームページは、今は上位表示していても、次回のアルゴリズム変動で順位が落ちる可能性が他のサイトよりも高いです。
なぜなら、大量の被リンク対策を実施したことにより、被リンクの大部分が低品質のリンクになっている可能性が高く、リンクのバランスが崩れているからです。
このため、ちょっとしたアルゴリズム変動で、グーグルからリンク構造の不自然さを見破られてしまい、順位が大幅にダウンしてしまいます。
■今後の対策方法は?
それでは、過去に大量のリンク対策を実施しているサイトは、今後どのような対策を実施すれば良いのでしょうか?
それは、「質の良いリンクを補強し、リンクのバランスを適正に保つこと」です。
低品質のリンクだけではなく、質の高いリンクも補強することで、バックリンクのバランスがとれ、アルゴリズム変動に強いリンク構造を作ることができます。
これまで、大量のリンク対策を実施してきたサイトは、質の良いリンクを数本追加することで、大幅に順位が改善される場合も多いですので、ぜひお試しください。
■逆に、低品質なリンクを削除することでリンクバランスを改善することはできないの?
質の良いリンクを追加するのではなく、これまでに対策した大量のリンクを削除することで、リンクバランスを改善させる方法もあるのではないか、とお考えの人もいるかと思いますが、この方法はおすすめしません。
なぜなら、グーグルが低品質と認識しているリンクのみを削除するのが難しいからです。
一般的に低品質と言われている中小検索エンジンの登録も、登録するサイトがオールドドメインで作られていたりすると、非常に効果的な場合も多いです。リンク掲載ページを見ただけでは、どのページが低品質なのか判断するのは困難です。
コストをかけ、リンク元の選定をし、リンクを削除をするくらいなら、その分を質の良いリンクを集めるために使ったほうが、費用対効果は確実に優れます。
過去に大量の被リンク対策を実施したことのあるお客様は、ぜひ質の良いリンクを追加し、バックリンク構造のバランスをとるように心がけましょう。
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以上、全日本SEO協会へ寄稿 SEOレポート1月号でした。
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