【最強ビジネスモデル】2元思考について。 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

星 寿美
プラウドフォスター株式会社 代表取締役
東京都
経営コンサルタント
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【最強ビジネスモデル】2元思考について。

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 【最強ビジネスモデル】  2013.04.11 No.0598
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「こうするべき」
この思考は非常に多い。

  学校に行くべき
  働くべき
  人には親切にするべき
  お年頃になれば結婚するべき
  お年寄りには席を譲るべき

日常会話の中に
いくらでも出て来る「べき」

この「べき」という正しいたったひとつの答え。
他の選択は許されないというくらいの「べき」

この「べき」の反対語もまた、たった一つなのだ。

学校に行かないのはダメ、学校にいくべき。
働かざるもの食うべからず。
人に親切にしないのはダメ、親切にすべき。

すごく短略思考で支配し易い。

そして本質は、もっと無限にいくらでも
気持ちいい答えがあるのだ。

たとえば・・・
「お年寄りに席を譲るべき」

もしかしたら
お年寄りの方が断然元気で、
しかも立っているのが好きかも知れない。
若者はもしかしたら、
家族の誰かの看病でヘトヘトだった
かも知れない。

勿論、譲られて嬉しいお年寄りや
元気な若者もいる。
もっと、色々な事が想定される。

  ちなみに私の母は
  もうすぐ80歳なので
  世間からみたら「おばあちゃん」
  身体も弱く病気勝ちで疲れ易い。
  けれど、席を譲られて
  「あぁ、やっぱり、おばあちゃんに見られるのね」
  とショックを感じたそう。
  見るからに疲れているおばあちゃんに
  席を譲ってもショックを与える場合もある(笑)。

だから、どうしたらいいのか?

「べき」など関係なく、
老若男女も関係なく、
疲れて座りたいんですが、とか
どうぞ座りませんか、など
本音でコミュニケートし合えばいい。

声をかけられて
有り難いと思えば喜んで受けたり、
大丈夫ですよ、ありがとう。
などと本音で返せば、何も問題ない。

実にシンプル!

「若者はお年寄りに席を譲るべき」
という、たった一つの視点だけが固定されると
多くの歪みが生まれるが
誰もが本音を伝え合えば、うまくいく。

勿論、
自尊心が低い場合は、難しい。

  自尊心が低いと
  受け取り方にもクセがあり
  複雑になる可能性大。

だから、教育の一番の目的は
何よりも「自尊心を育てること」だと思うが
自尊心を低めるように
教育がなされていると感じる事は多い。

「これが正しい、あれはダメ」

こうして文章に書くと
そんな事は少ないと思う人がいるかも知れないが
社会のほとんどは、これで成り立っていると言っても
過言ではないほど、浸透している。

たとえば

学校にいくべき。行かないとダメ。

理由は
学校に行かないと将来困るから。
みんな行っているから。
ルールだから。
行かないなんて選択がおかしい。

よく考えてみれば、
学校に行っても行かなくても
将来、困る時には困るし
困らない時には困らない。

みんな行ってるから安心で
みんなと違うと不安というのも
その、みんなが困った事になった時
同じだったら、自分も困る。
その困った時に
自分で選択した結果であれば
納得も出来るが
みんながそうしたから、では
どうしようもない。

だから
社会や時代や環境のせいにする人が多い。
実は、みんなと同じ事を「選択」したのは
自分なのだけれど、そこは無自覚。

正しい答えが一つしかなくて
考え方が「いいか、悪いか」の二つだけだと
人間を生きるのには、歪みが起こり過ぎて
生きづらい。

答えも道も無限に創造する余地があるからだ。

ただし、
支配され、レールに乗るだけの人生が好きなら
それは、非常に楽でやり易い。

その場合は、
それを自ら選んでいるのだから
愚痴も文句も言えないはず。

人間として自分を生きるか
支配されるか
誰もが選べるし、実際に選んでいるのだが
無意識で支配されている人の多くは
いつも誰かのせいにして
不満を溜め込んでいく。

それは元は自分の選択なのだけれど・・・。
無意識で支配されている人の
思考回路が2元思考なので
それ以外の話は、全く通じない。

上下左右、自在に視点を移動できれば
無限にある視点の中の
たった二つの現象しか見えていない事に
気付けるのだが、
2元思考は、それが全てと思い込んでいるので
なかなか抜けられない。

抜けられないように教育がしっかりされている。

たとえば、
フリースクールを主催していても
もし、学校と対立しているのなら
根っこは同じだ。

「べき」と「べき」が戦っているだけ。

同じフリースクールという名前でも
学校うんぬん関係なく
ただ、自分の思う教育を創造しているスクールと
今の教育を変えようなどと対立しているのでは
全く異なる「Be」だ。

だから社会のレールから外れているから
2元じゃない、という事も言えないのだ。

2元思考はなかなか手強く
日常にしみ込んでいる。

勿論、それは
いい・悪いではなく、それぞれの選択だ。
それ以上でも以下でもない。

その中で
答えは無限にあり
自分が創造して行けるし
すべて自分が選択している
という意識で生きている人は
今の社会ではマイノリティ。

そのマイノリティ同志
繋がって私にとって居心地のいい世界を
私は創造している。

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■今日のまとめ

・「いい悪い」という2元思考が
 日常に浸透しているが、
 それに気付いている人は少ない。
 そして、気付いても気付いてなくても
 全てを誰もが自分で選択している。

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