- 萩原 貞幸
- 株式会社ファンドファンクション 代表取締役社長
- 大阪府
- 経営コンサルタント/起業家
対象:事業再生と承継・M&A
- 村田 英幸
- (弁護士)
- 村田 英幸
- (弁護士)
よく資金繰り改善策として
「資金の入りを早く、資金の出を遅くせよ。」と
よく言われたり、本に書かれていたりしますが、
再生局面、資金がショートしそうなときに、
この方法は、そう簡単ではありません。
この策は、最終手段として「再生しなければならない状況」を
理解してくれ、
かつ
支援してくれるような親しい間柄の企業に要請してみることは、
一か八かのチャンス狙いで価値はあるかもしれませんが、
一般の取引先や取引関係者に
「(うちからの)支払いを遅くして欲しい」と言うことは、
「うちは危ないです」と言っているようなもので、
場合によっては、その取引先から、危ないなら「先に支払いをして欲し
い」と
逆に言われたり、次の取引から価格が上がったりして、
さらに、資金繰りが悪化する可能性があります。
一方、「入金を早くして欲しいというのも、」
支払いの件ほどはないにせよ。
やはり、勘ぐられますね。
ここで、入金を早くするために、
ビジネスをチケット制にしたり、会員制にしたりして
前金で預かるという方法は、なくはないのですが、
(無論、資金繰りは よくなります。)
100%再生できるのであれば、帳尻が合うかもしれませんが、
もしものことを考えると、
お客様に、大変なご迷惑をかけることになりますので、
(場合によっては、法に触れます。)
慎重に考えた方がいいです。
このコラムに類似したコラム
「ビジネス法務」2013年4月号、敵対的企業買収防衛策 村田 英幸 - 弁護士(2013/09/06 04:39)
資金繰りをよくするため、勇気を出して! 萩原 貞幸 - 経営コンサルタント/起業家(2013/04/13 19:40)
劣後ローンとは? そしてそれは有効? 萩原 貞幸 - 経営コンサルタント/起業家(2012/10/23 20:53)
社長!このクイズの答えが1分以内に分かりますか?(A9) 本森 幸次 - ファイナンシャルプランナー(2014/12/17 00:00)
ビジネス法務2010年11月号、M&A 村田 英幸 - 弁護士(2013/09/19 09:12)