- 志田 茂
- 志田茂建築設計事務所 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
終(つい)の住み家 を考える時期
人によるでしょうけど、50になって 人生半分! っていう意識が出てきます。「 50が半分 」 っていうのがどうなのと思うけど、、数字的に半分っていうイメージだから。。
そうすると 終末 という事も意識の中に入ってきます。だから・・・ 終の住み家 を考え出すのは 50代から かなと思います。
現実に、家の建替え・大規模リフォーム では 2度 、新しい場所に移る となると、1度 引っ越しをする事になります。移るエネルギー、引っ越しに使うエネルギー って結構大変ですから、50代から60代の早いうちがいいんだと思います。
40代の時は、50代の感覚はわからなかったし、その先の60代、70代 ・・・ と先の事は、その時にならないとわかりませんよね・・ きっと。。 50代で考えた 終の住み家 が、10年先、20年先の自分にとっていいものかどうかは、本当はわかりません。
ただ、、「半分までやってきた」 経験値というのは大きいと思うんです。見渡せるものも、40になった時とは違う。「半分超えた」先に見えるものが。。
終の住み家を考えるという事は、子育て中のあわただしさも一段落し、「これから」を見据えて、より 心地よい家 を考えるという事だと思います。
50代とは、そうゆう年代なんだと思います。
(終)
50代の家の実例
写真は、50代ご夫婦の家 大宮 R。
終の棲家としての マンションのスケルトン改修(リノベーション)です。
ご主人の趣味のオーディオルームを兼ねた大きなリビングルームと奥様が気がねなく過ごす事ができるための小さなリビングを作りました。ご夫婦がそれぞれお互いのペースを尊重しながら暮していけるように。
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50代の家の実例
⇒ 風樂房(ふうらいぼう) :1戸建て リフォーム
⇒ なずなハウス :1戸建て リフォーム
⇒ 大宮 R :マンションリフォーム
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