- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
昨日から平成25年度が始まりました。そこで、平成24年度1年間の各地域と各国の株価の動きを掲載しています。
下図は、通貨が異なる欧州の国の株価の推移でするユーロ圏の雄、フランクフルトDAX(黄色)、スイスSMI(ブルー)、と英国FTSE100(紫)の平成24年度の動きです、スイスと英国は、5月下旬からの反転で7月末にスイスが3月末の株価をクリアーした後は順調に上昇し年初から25%のレベルまで伸長しました。円・スイスフランは現在100円前後ですので、スイス株に投資された方は、高収益率になっています。
ユーロ圏で最強と言われているドイツの株価は8月に3月値を回復後スイスを追ったのですが、年末から横ばい状態で15%アップに届いています。英国のFTSE100は、年度中央までパッとしなかったのですが、12月から上昇を始め、年度末にはドイツと並ぶレベルになっています。
下図はユーロ圏3国の動きです。イタリア(ブルー)は一旦12月に20%アップのレベルになりましたが、政治の混乱で、再度3月レベルを割る、急落です。フランスのCAC40は12月から上昇を始め年度末は年度初めにくらべ5%の上昇です。
下図は、米国を代表するS&P500(黄色)と、米国以外の先進国指数EAFE(紫色)及びエマージング指数(ブルー)の動きです。米国S&P500も11月ちゅうじゅんからの上昇で、年度末には年初に比べ10%UPしています。米国の景気回復が窺われます。また、日本を含む米国以外の先進国も、米国と同様な動きで5%を超えるレベルです。
一方新興国株価指数は冴えません、中国・ロシア・ブラジルが振るいませんでしたから、その影響で年度末は年初レベルからダウンして終わっています。25年度は、新興国の中から、成長を予測する国々を数ヶ国を抽出し、其の指数を複数選ぶか、伸長著しいアセアンを対象とすることも検討されては如何でしょう。
下図は米国以外の指数、カナダトロントTSE 300(紫色)、ブラジルボぺスパ指数(ブルー)とメキシコIPC(黄色)の動きです。動きは3局に分かれている事が解ります。トロント市場は年度内で大きな動きは無く、メキシコは一時15%upを果す等順調な推移でしたが、1月から低下し年度末は10%の上昇で終了しました。ブラジルポぺスパは年間を通して、年度初の価格を回復しませんでした。BRICsの経済の低調さの表れかと思います。
下図は中南米の優良企業40社の株価指数に連動するETFの動きと、メキシコIPCと、ブラジルボぺスパの10月末日から3月30日の5ヶ月の動きです。12月から1月には上昇したのですがね2月から下落がはじまり、ブラジルはマイナス圏に止まりました。これら2カ国に合わせ、アルゼンチンや中米の企業も含めたLATIN40の値動きは、好調なメキシコに近い動きに成っています。LATIN40の国別割合は、ブラジルが52.29%、メキシコ26.52%、チリ11.41の他コロンビア、ペルーの企業が入っています
4日間、平成24年度の各国株価の動きを見てきました。著者は、これらを年初に予想するのは困難と感じています。従って、大きな儲けは狙わず、一定のリスクで留める様、国際分散投資が必要と考えています。
次回は、金利と商品先物価格の動きを確認します。
グラフのデータは著者が取得し、マイクロソフトのライフプラン・ソフトMSNマネーで作成しています。但し、マイクロソフトのサポートは一昨年に終了しています。データは1999年からのものです。
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文責
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨
【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)/一級ファイナンシャル・゜ランニング技能士
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー&登録講師
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
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