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徐 大兼
アキュラ鍼灸院 院長
東京都
鍼灸師

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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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治療中皆さまから色々なご質問を受けています。

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不妊治療 鍼灸

妊娠するのに鍼灸治療が効く、と聞いて当院を訪れてくださる方が鍼灸治療を受けていくうちに色々な疑問をお持ちになる、と思います。実際聞いて下さる方もいらっしゃいます。今回はいくつかよく聞かれる質問があるので皆さんとシェア出来れば、と思いブログに載せてみました。

【着床期のお灸について】

妊娠判定前後、不安な毎日を送らない方はいらっしゃいませんね。

私たち鍼灸師はよく「着床を促すお灸のポイントはありませんか?そもそも移植後にお灸して大丈夫でしょうか?」というご質問をよく受けます。

お身体の中では移植後色々な事が起こっており、これまでなかったような事の連続です。例えばおりものが多かったり、お灸をやけに熱く感じる、またはこれまで熱かったのに全然感じなくなってしまった、そのほか、やたらと疲れ易い、眠い、少量の出血が ある、下腹部に違和感を感じるなど様々な「事件」が起こります。 それはご自身のお身体が今までとは違う環境を受け入れる為調整を行っている、と考えると納得頂けないでしょうか?

そんな時、温めるだけではなく、一日の疲れ、乱れたバランスを整える、という意味でお灸を続けて頂く事はむしろ大切なことなのです。そしてお灸をしている間はまさに、他の用を出来ないわけですからその日あった一日を振り返る時間としてゆったりお過ごしいただくのがよろしいでしょう。忙しい日々の一瞬でもゆっくり過ごし心の余裕を取り戻して下さい。

【いつまで通えば?】


妊娠陽性判定を受けた後よく受けるご質問がこの「いつまで鍼灸治療に通えばいいのでしょうか?妊娠した後鍼しても大丈夫なんでしょうか?」です。

 

陽性判定は最初の通過点でしかありません。この後、胎嚢確認、心拍確認と、ドキドキの山をまだまだ越えなければなりません。というより、目的は「妊娠判定陽性」ではなく、あくまでも妊娠→出産→子育てです。

ですから鍼灸治療は基本的に出産後までずっと続けて頂けるのが一番なのです。

それは、性的に成熟した女性が迎えるビッグイベントである「妊娠」&「出産」によって劇的なホルモンバランスの変化が起こり、肉体的にはもちろん精神的なバランスが不安定になる時期であると考えられています。そして鍼灸治療はそのホルモンバランスを整えるのにとても効果的である、と言われています。

また、鍼灸治療で妊娠に悪影響が及ぼされるという事はなくむしろ子宮内環境を整える、血流を促す、という意味において安定期を迎えるまで続けて頂く事をお勧め致します。安定期後は体調を整える、という意味で出来れば2週間から一か月に一度の割合で鍼灸治療をお受けになるとよろしいか、と思われます。

もちろん、軽い運動と健康的な食生活、十分な睡眠は言うまでもありません。

 

【鍼灸治療のメリット】

鍼灸治療に通い始めてもあまり違いを感じないとおっしゃる患者様がいらっしゃいます。そのお気持ちよくわかります。特に刺激量の少ない鍼灸治療では無理ないかもしれません。ですが、ただ感覚として意識に上ってこないだけでお身体は確実に反応しているのです。


多くの場合、骨盤内腔その他全身の気血のめぐりが改善され生理痛が楽になる、もし経血に塊があってもその量が減る、温まる、良く眠れるようになる、そして元気になるというのが鍼灸治療の特徴です。

 

生理の状態や基礎体温の移り変わり、のぼせなくなった、頭が何となくスッキリするなど、そう言えばいつもと違う、とご自身で感じて頂くのにすぐ違いが感じられる方、少し時間がかかる方、色々いらっしゃると思います。


鍼灸治療は誰にでも、いつでも同じような効果が得られる、というものではありません。それはしかし決して残念なことではなく、ヒトという生物の恒常バランスを整える上で時間がかかる方とそうでない方がいらっしゃいますし、そういった意味で時間がかかったとしてもそれはむしろお身体に無理な負担がかからない安全な治療である、と理解して頂けたら、と思います。化学・放射線療法、身近なところでは抗生物質や咳止めなどの投薬は症状そのものを抑えたり悪性腫瘍が小さくなるなどの表面的なメリットはあるものの他の臓器に著しい負担を強い、結局治癒からは程遠いところに身を置くことになります。まず病に罹り易い身体である場合、そちらを治そうと身体のエネルギーは消費されていきますから妊娠どころではありませんよね。鍼灸治療は非侵襲的である事により時間はかかったとしても自己治癒力を高めあくまでも「自分で自分を治す」力が備わり、食や睡眠、運動など生活の改善と合わせる事で、より病にかかりにくい身体づくりが出来るのです。

 

以上、参考にして頂ければ幸いです。 また、他に鍼灸治療に関し、知りたいこと、疑問がおありでしたら、担当させて頂いている鍼灸師にお気軽にお尋ねくださいね。

 

鍼灸師 大西葉子

 

 

 















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