職業は愛行を学ぶためのもの!
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以前、こんな質問を受けたことがあります。
「同じ職場の人がつまらなそうに仕事をしているんです。そんな人達ばっかりの職場だから私も面白くなくって…。」
どんな職業であれ、他の誰かを助けるためにあるものです。
飲食店なら誰かに食べてもらうためであり、服飾店なら誰かに服を着てもらいためにあります。
自分が美味しいものを食べるためでも、自分がオシャレをするためでもありませんよね。
それが何をどう間違えたのか、仕事というものはお金を儲けるためだ…という方向に走ってしまうことがあります。
消費者がどうあろうとコストや効率を考えねば損。
従業員の給与を抑えて経営者が多く取らねば損。
医師が患者に不必要な検査や薬を与えねば損。
挙句の果てに賄賂を貰わなければ損…というようなことになります。
仕事というのは、自分が食べるためのものでもあるけれど、人間が細胞の一つとして宇宙全体に奉仕するものでもあります。
職業というのは他がためにする愛行であり、奉仕そのものなんですね。
何も仕事を楽しくするためとか、理想の話しをしているわけではなく、1足す1が2であるように事実そうなんだ…ということです。
それが解っていたら、職場の雰囲気というものも変わってくるものです。
ただし、周りにその考えを押し付けるというのは違います。
周りがどうであれ、自分自身が楽しく仕事出来ればいいわけです。
「あの人が楽しそうにしていないから…。」
「決まっているルールを守らないから…。」
などと、自分の中にある正義を保とうとすると、そのルールからはみ出したモノに目がいってしまうものなんですね。
財産という欲棒に捉われてお金に執着してしまうのも憐れだけれども、自分ルールに縛られて他を非難して怒りに身を任せるのも憐れです。
人間の心を腐敗させていってしまうものに、まず気付くこと。
これが第一歩なわけです。
気付いたら受け入れて、周りがどうであれ自分が実践していけばいいだけの話しなんです。
誰かのせいにしたり、自分の正しさを主張する必要もないわけです。
憐れな自分に気付くことが幸福な人間生活への始まりです。
今日も愛行としての仕事を楽しんでいきましょう!(^_-)-☆
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