学校という不思議な商材~なぜ同じ授業でも人によって評価がガラリと違うのか - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2017年10月19日更新

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学校という不思議な商材~なぜ同じ授業でも人によって評価がガラリと違うのか

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私が編集している『稼げる資格』では、
「いま資格を活用されている方」を数多く取り上げています。
取材対象者の方に、過去の勉強の場面を振り返っていただくのですが、
そのたびに、<学校>とは不思議な商品だなあ、と思います。

高校や大学など、親に学費を払ってもらっていた時にはあまり意識はしませんが、
社会人になって、自分の身銭をきって資格を取ろうと学校に入学する、となると、
ある程度まとまったお金を支払うわけですが、
その時にお金を払って購入しているのは、何でしょうか?

直接的には、「授業に出席する権利」であり、「教材」といったものが、「購入したもの」なわけですが、
実は、
時間としてその場にいることや、モノとしての教材そのものに価値があるわけではありません。

自分でその時間を使って、教材を利用して、
「今まで知らなかったことがわかった」「これまでできなかったことができるようになった」という、
その<自分の変化>こそが、「価値」となるわけです。

ですから、時間当たりの学費がどんなに高かろうが、それ以上に自分が「上達」したとすれば
<コストパフォーマンスが良かった>、ということになりますし、
逆にどんなに値段が安くても、自分が変化できなければ、かえって損。
どんなに有名な先生だったとしても、
他の人がどんなに良かったといっていたとしても、
自分にとってイマイチなら、「高かった」のです。

お二方取材してみて、
ある方が全然ダメだった、という教材や学校が、もうお一方から絶賛される、ということは、
決して珍しいことではありません。

一つには、「自分のこれまでの経験や今の関心に、合う/合わない」というポイントがあります。
たとえば、現場経験をずっとやってきて
普遍的・抽象的な理論を学びたい、本を読むだけでは食い足りない、と思って
大学院に入学した人にとって、
他の人が「現場で活躍しているプロによる経験に立脚した授業で最高だ」という評価を受けている授業に
出たとしたら、どうか、ということです。
どうしても、評価は低くなってしまう。
逆に「抽象的でわかりにくい」といった評価だっとしても、その方にとっては、とても高い価値がある授業です。

もう一点、大きなポイントが、
同じ授業でも、
漫然と出席した時と、
自分が主体的にコミットメントした時、のめりこんで熱中している時とでは、
全く価値が変わってしまう、ということ。
学びの価値は自分自身の変化なわけですから、
同じ商品でも、受け取るこちら側の取り組み次第で価値は全然変わってしまう。

これは、自分で意識できる姿勢だけの話ではありません。
たとえば、
同じグループの生徒同士で飲み会に行って、たまたまある受講者と意気投合した、
その次の週から授業がぐんと面白くなったり、
講師の方の尊敬できる一面に気がついた瞬間から、ビシバシと関心がわいて来たり・・

学校を選んだ後、
自分が投資したお金や時間の効果を最大限にしようと思うなら、
まずは、
そういった形で自分のモチベーションを出来る限り上げてみる、
つまり、講師や授業内容、他の受講者の「プラスのところ」を出来る限り見つけるようにする、というのが
実はとても有効な手段、というわけです。

「ポジティブシンキング」というと胡散臭い言葉になってしまいますが、
こと「学校」という商品については、
~いったん選んで受講を開始した後であれば~
イマイチなポイントに注目するよりも、
これいいな、と思うポイントに注目したほうが、
「トク」なことだけは間違いはない。

多くの方の事例を見てきて、確信することです。

※もちろん、選ぶ過程では、そんな風に思えるかどうか、確かめることが必要。
その際も、他人の評価は参考にとどめ、まずは実地に自分で見ることが一番大切です。

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(キャリアカウンセラー)
『稼げる資格』 資格専門誌『稼げる資格』編集長

働く個人の側に立ち、資格や学びを活用したキャリアづくりを提案

現在編集長をしている資格や大学院の専門誌をはじめ、就職、転職、U・Iターン、進学とこれまで一貫して個人のキャリアを提案するメディアを作ってきました。過去取り扱った2000人以上に上るライフヒストリーを元に、リアリティのある情報を提供します。

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