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「義務としての教育から権利としての学習へ」~十人十色

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私が理想にしている世の中は、昔から変わらないのですが、一言で言うと

「十人十色」

でいられる世界、というもの。

私がいいと思っていることが周囲とは違っていても、
それはそれでいいよね、という風に進んでいくこと。

それは、過去に就職や転職に関しての仕事をしていたときも、
「資格」の本を作っている今も基本ずっといっしょです。
(もちろん実際には途中何度もブレています。
 今から振り返ってみると、一番モチベーション高く仕事できていたのは
 こういうふうに考えているときだなあ、ということに気づき、
 現時点でそういっているにすぎませんが)

昨日の内藤さんの『いじめの社会理論』。
結論部分、内藤さんがいじめの深刻化を防ぐ将来像として
めざすべきとあげた社会が、まさにこの「十人十色」だったので
とても驚き、そして、まったく立場も関心も違う、
でも真摯に現在と取り組んでいる方が同様なことを考えてらっしゃることに
意を強くしたのです。

>共通の望ましい生き方(共通善)を無理強いされることなく、
 それぞれにとっての望ましい生のスタイルときずなを
 生きることができる社会が、望ましい社会である。

>自由な社会で強制されるのは、
 なじめない者の存在を許す我慢(寛容)だけである。

>自由は、人間の尊厳を支える大切な価値の一つであると同時に、
 各人にとっての十人十色の高貴さを可能にする、
 成長促進的な生態学的環境条件でもある。

そこで内藤さんは、
いじめの深刻化の温床になる、
外の世界の論理の侵入を許さない、閉じた
「義務教育」の世界の縮小と、
その何倍もの「権利教育」の拡大を提言されます。

いっしょにいることを強制される学校という場所の変わりに、
みなが好きに選び取り、あるいは身を話すことができる
学習サポート組織(企業なり、公的団体なり・・自動車教習所のイメージ)を拡充し、
到達度は「資格」で測っていく。

私は10代までの教育の強制も社会的な基盤として大切なことと考えていますが、
すてきなのは
「権利教育」というアイデア。

「権利」としての学びの価値の高さと、
自分のキャリアしだいで
学ぶことと働くことをいったりきたりすることができる世の中。
それに少しでも近づくために
仕事をしていくことができるのなら、
これからもまだまだ頑張っていきたい、と思うのです。

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(キャリアカウンセラー)
『稼げる資格』 資格専門誌『稼げる資格』編集長

働く個人の側に立ち、資格や学びを活用したキャリアづくりを提案

現在編集長をしている資格や大学院の専門誌をはじめ、就職、転職、U・Iターン、進学とこれまで一貫して個人のキャリアを提案するメディアを作ってきました。過去取り扱った2000人以上に上るライフヒストリーを元に、リアリティのある情報を提供します。

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