電気の使いすぎで突然の停電。原発問題で地域ごとの計画停電が取り沙汰されていますが、近所の電気はついているのに、我が家だけ停電と言うのを数日前体験しました。子供の頃以来の出来事です。
築40年を超える我が家は、「紺屋の白袴」で電気設備が劣悪です。配電盤の中には6回路しか収納されていません。度重なる増築を行ったため、ブレーカーが配電盤から4回路はみ出しています。それでも足らず今回の停電騒ぎ。
普通なら、ブレーカーがOFFになってONに戻すことで解消するのですが、今回はブレーカーは落ちていません。家の外の電気メーター傍にある電気ボックスの中のヒューズブレーカーがあり、ヒューズが切れていました。家には漏電火災を防ぐため、何重にも安全装置が付いています。しかし、我が家にまだヒューズブレーカーが使われていたのには少々驚きました。仕事では、もっぱらノーヒューズブレーカーしか目にしていませんので、慌ててホームセンターへヒューズを買いにいきました。
遮断機を下げて、ヒューズを覆っているカバーのネジをドライバーで外し、溶けたヒューズを取り替えるのに約10分。子供の頃は日常的に親がやっていた作業ですので、電気屋を呼ぶほどの作業でもありませんが、今の使い方では、また落ちるでしょうから、根本的にノーヒューズブレーカーに取り替えようと考えています。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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