- 松下 雅憲
- 株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
- 東京都
- 店長育成・販売促進ナビゲーター
対象:人材育成
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叱ると言うよりも長々と説教モードになって叱られている方が修行状態になる・・・
これもよくあるシーンです。
長い説教をさせたら天下一品であった私が言うのも、自分で片腹痛いのですが、相手が気を失うくらいの長い説教は、実は説教をしている方の自己満足度が高いわりに、相手の満足度が極端に低くなる典型的なケースです。
「いや、大切なことだから今言っておかないとダメだ。」
「相手の身体に身にしみる位まで言わないと相手はわからない。」
「ここで言って聞かせないと、こいつはまた同じ事をする。」
この考え自体は良いのです。
でも、それ故での「長い説教」では効果はまったく無いのです。
言う側の想いと聞く側の意識はどんどん反比例して行きます。
そして、相手は同じ事を繰り返す・・・・
だから、またまた長い説教・・・・
この無間地獄に落ちていく様を私は何度も見ました(笑)
「叱る」「説教する」の本来の目的は・・・・
何度も書いていますが「相手のやる気を引き出し成長を促すこと」ですね。
相手にダメージを与え、気を失わせ、一番大切なことを忘れさせ、同じ事を繰り返させる・・・
そういう事ではないはずです。
長々と説教する人も、自分がされたらきっとこう言うのでしょう。
「もうわかりました。しつこいです。今度からちゃんとやります。」
そして思うのです。
「あああ~うっとおしい」
冷静に考えれば、長い説教家もこれが良くない方法であることはわかっているはずです。
にもかかわらずやってしまうのは何故なんでしょうか?
原因は二つあります。
ひとつは、「私は、充分に言ってやった!伝えた!」と言う自己満足感が欲しいのでしょう。
もうひとつは、「思い込み」です。
自分の説教、想い、願いは
「相手に伝わってほしい」
「相手に伝わっているはず」
「相手に伝わらないはずがない」
こんな感じです(笑)
「ビジネスは伝わってナンボ!」とプレゼンコンサルタントの新名史典先生も言われています。
プレゼンも「叱る」のも「説教」も伝わってナンボなのです。
伝わらない説教は、いじめ、拷問、に等しいのです。
伝える側の満足度の基準を「言った量」から「相手が納得した量」に切り替えましょう。
それはどうすればわかるかって?
以前も書きましたが、伝わったかどうかのこの確認方法は2つ。
ひとつは、「相手がどう理解し、どう具体的な行動を取るつもりなのか?を聴くこと」
ふたつめは、「叱った後の、相手の具体的な行動そのものを見て確認すること」です。
自己満足で終わらない様にするには、この2つの確認方法でフォローアップすることがポイントです。
是非とも、次回の「叱る」チャンスが到来したときにお試し下さい。
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