- 松下 雅憲
- 株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
- 東京都
- 店長育成・販売促進ナビゲーター
対象:人材育成
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「体罰」
やっては行けない叱り方の最後は「体罰」。
これは、もっともしてはいけない叱り方です。
最近、この「体罰」で学生が自殺に追い込まれているケースをよく目にします。
どういう理由があるにせよ、「体罰」は許されるものではありません。
私がここで言っている体罰は「相手が、肉体的精神的に深いダメージを負ってしまう」ような体罰です。
去年の日本シリーズで、ジャイアンツの阿部捕手が、沢村投手の頭をはたいたあれ・・・
ああ言うのは私は、体罰とは言っていません。(念のため)
よく昔は、体罰なんて当たり前でそこら中であった、と言われますが、それは昔の話。
その時もそれが正当化されていたわけでは無いと思います。
体罰の目的は、「恐怖で相手をコントロールすること」です。
なので、言葉や、表情や、立場や、相手の弱みつけ込んだりするのと同じです。
そして、その恐怖は、相手の主体性を奪うように使われます。
主体性を奪って、相手をコントロールするのです。
ところが、恐怖で相手の主体性を奪うと、命令には従うかも知れませんが、
成果を上げるための行動力は、パワーダウンします。
なぜか?それは、「主体性を奪ってしまっているから」です。
主体性を奪うと言う事は「考える」という判断と成長のためのプロセスが無くなります。
このプロセスが無くなると、障害物の無い状態で前に進むのならば、同じように出来るかも知れませんが
問題が生じたり、道が曲がったり、分かれていたり、上り坂や下り坂になっていると、考えないで前に進むことは出来なくなります。
恐怖によるコントロールでは、考えるタイミングで頭がフリーズしてしまいます。
人は、悩み、考えることで成長するのだと思います。
体罰や恐怖での追い込みでは、成長は出来ません。
ビジネスの世界でも、それは同じです。
相手に考えさせて、考えさせて、考えさせる。
「叱る」のも、「相手軸」に立って叱る。
相手の主体性を引き出し、相手の成長を願いながら、愛情を込めて叱る。
それが「叱る」達人への道なのです。
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