正社員言い過ぎの弊害と、個人的リスクヘッジ - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2016年12月09日更新

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正社員言い過ぎの弊害と、個人的リスクヘッジ

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正社員正社員と言い過ぎるのは、弊害のほうが大きいと感じています。

確かに、正社員のほうが、
一般的に、立場が安定しているから長期的なスパンで将来のことが考えられる
一般的に、福利厚生がよく万一のときにもなんとかなる
一般的に、教育研修がしっかりしていて、仕事上も将来役に立つ経験ができる
などなど
メリットとして挙げられることはいろいろある。

でも、この「一般的に」が曲者。
正直、正社員であれば必ず得られるかというと、難しい職場も存在します。
またさらに、その「難しい職場」とされるところでも、
立場やその人のキャリアによって、メリットを享受できる人もあるので、
一概に「あそこはブラックだ」というのもあたらない。

『稼げる資格』で取り上げている資格は専門職が中心ということもあり、
独立・開業をはじめ、資格取得後の道はいわゆる「正社員」とは違う場合も多い。
「安定」も「教育研修」も「福利厚生」も、
個人としての立場でしっかりと確保する方法がある。
だから、=正社員、というわけではありません。

倒産やリストラのリスクはどの会社も無縁ではない中、
正社員でいることに安住して、
そうした個人としてのリスクヘッジ手法を全く知らぬまま
年を過ごしていってしまうことのほうが、大きなリスクだったりもするのです。
実際、正社員になること自体が目的になってしまうと、
本来採用されて働き始めてからこそ、まさに職場自体が「学習」の本番なのに、
そのことが見えなくなってしまう方も少なくありません。

一方で、実際には。
非正規の方のほうが、
年金のこと、保険のこと、公的機関が実施している教育研修、
さまざまなサポート、不法労働行為にあった場合の対処法といった、
本来非正規だからこそ知っておかなければならない知識やノウハウを
ご存じではないケースが多い。

非正規になった瞬間に、将来への構想やリスクヘッジをあきらめてしまう力学が
働いてしまっている。
これも、「正社員言い過ぎ」の弊害と思います。

私は、
世の中のしくみとして、
今の正社員と非正規の落差の大きさや、
構造的な非正規増加の状況を「このままでいい」と考えているわけではありません。

でも短期的に、自分がどうにかできるものとしての状況を
少しでもなんとかするには、「正社員信仰」に凝り固まってもいいことはない、
現時点でのリスクヘッジ手法をできる限り知らしめたい、と思っているだけです。

今号も前号に続いてそうした記事を入れていますが、
これからも、『稼げる資格』では出来る限り、個人リスクヘッジの手法を
お伝えしつづけていきたいと思っています。

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(キャリアカウンセラー)
『稼げる資格』 資格専門誌『稼げる資格』編集長

働く個人の側に立ち、資格や学びを活用したキャリアづくりを提案

現在編集長をしている資格や大学院の専門誌をはじめ、就職、転職、U・Iターン、進学とこれまで一貫して個人のキャリアを提案するメディアを作ってきました。過去取り扱った2000人以上に上るライフヒストリーを元に、リアリティのある情報を提供します。

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