植森 宏昌
ウエモリ ヒロマサ自動車保険が又、実質、値上げですか?
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今秋から損害保険大手各社は、事故を起こしたドライバーの自動車保険料を割高にする新制度を導入する方針です。
新制度の仕組みは業界各社共通で、事故を起こした場合、現行制度に比べ最大約5割の値上げになる見通しとの事。保険会社側の言い分としては事故を起こすリスクが高い人には、応分の負担をしてもらうという事です。簡単に言えば自社の利益を確保し自動車保険の収支改善をしたいという事でしょうね。
通常は皆さんも知っておられると思いますが、自動車保険の契約者は1~20の等級に区分され、それぞれの等級に因り保険料の割引率が決まっていました。現在は1年間事故の無い場合、翌年に1等級上がり、保険料が安くなる仕組みです。反面、事故を起こした契約者は3等級下がり、保険料は高くなる仕組みを取っています。
しかし、新制度では、事故を起こした契約者は今迄同様、等級が下がるだけでなく、事故のない契約者とは別の割高の料金体系を3年間適用される事になります。ケースに因っては現行の保険料より1.5倍程度の値上げとなる見込みです。
昨年来、値上げ値上げの連続ですが、事故時の安易な部品の取り換えや査定員に因る曖昧な対応等で修理費が膨らんでいるのも現状です。先ずは、契約者に全ての責任を転嫁する前に自社の内部体制と修理工場、デイラーに対する対応を考えるのが先の様に実務をしていて思います。修理費を通常、個人で修理を依頼するより高い値段で協定し言いなりの様に支払うのは如何なものかと思います。最近、事故処理をしていて特に感じて仕方ありません。
国の安易な消費税値上げと同じく、先ず自社内でする事があるだろうと言いたいですね。
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