植森 宏昌(ファイナンシャルプランナー)- コラム「AIGが日本事業の売却交渉を再開」 - 専門家プロファイル

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( 大阪府 / ファイナンシャルプランナー )
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AIGが日本事業の売却交渉を再開

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保険 生命保険 2009-07-21 03:17
以前から何度も出てる話しですから、今度こそは本当なんでしょうか?

本日、発表されたニュースに因ると経営再建中のAIGが、日本事業の売却交渉を再開しているという事です。最近、すっかり、その話題も無くなり当社に来る営業マンにも「早く売却先決めてよ?もう諦めたん?」みたいな少し他人事ムードが漂っていました。

今回、ニュースを見る限り言われているのは傘下のアメリカ・アリコとその日本子会社をアメリカ生保大手メットライフに一括売却、そしてAIGエジソン生命とAIGスター生命の2社を、アメリカ・プルデンシャルに売却する方向でそれぞれ交渉が進められているとの噂である。

実際、今回の買収が成功すれば、プルデンシャルの日本での事業規模は保険料等収入で約1兆8000億円となり、国内5位の規模となります。プルデンシャルは少し前に経営破綻した大和生命も買収しており日本での事業拡大を凄い勢いで進めています。

ただ、個人的にはプルデンシャルと言うのは、今は少し方向性が違うように感じますので思いませんが、昔は私達、保険営業員が保険に対する考え方や精神を見習って手本としてきた会社だけに単なる規模の拡大だけを目指すのならAIGと変わらず少し残念に思います。お客様にとって意味のある議場拡大と買収である事を期待したいものですね。

もう一方のメットライフは、もしアリコの買収に成功した場合、医療保険や死亡保障で日本に進出することになります。しかし、現在、三井住友海上HDと共同出資で、銀行窓販専門の三井住友海上メットライフ生命を展開しているだけに、アリコと重複する部分が出て来てしまいます。もし、今回の買収が纏まれば三井住友海上HDの将来の事業展開にも影響が出そうですね。

ただ、このまますんなり進むのかは疑問な部分もあります。実際、AIGエジソン生命とAIGスター生命は今迄も入札を繰り返したり、何度も譲渡の話しが出ていましたが、アメリカ経済の金融情勢を含めた不安定な背景も重なり、買収先の資金力の低下など二転三転して来ました。又、AIGはアリコのニューヨーク株式市場への新規株式公開を表明するなど、実際のところどうしたいのかは疑問な部分も残ります。

ただ、契約者の立場で言えば、安定した会社に事業譲渡し早く安心したいのが本音でしょうね。1日も早い事業譲渡を期待したいものですね。
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