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【新規事業は新規ではない】
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こんにちは、東京港区の公認会計士 森 滋昭です。
新規事業の立ち上げは、経営をする上で大切なことです。
特に、今のようにビジネスモデルあるいは商品の陳腐化が激しい時代、
「このビジネス・商品がいつまで利益を出し続けるのか?」
つまり、プロダクトライフサイクルを自問しながら経営することがキーになってきます。
つまり、会社が停滞に陥いる前に、既存事業の利益を元手に、新たな事業を立ち上げることは、事業ポートフォリオという点から重要なのです。
しかし、新規事業の立ち上げは、実際なかなかうまくいきません。
なぜなら、新規事業を立ち上げる企業にとって、新規事業は“新規”であっても、マーケットでは既存の事業だからです。
(もちろんアップルのipadのように、世界で誰もやったことのない初めての事業・製品というのもあります)
会社の中で“新規”の事業を行うことは、ゼロからの経験であり、難しいことです。
しかし、マーケットからすれば、競争がひしめく中で、最後発として事業を立ち上げるのだから、当然一番難しいことになります。
これを商品ではなくエリアを軸に考えれば、日本企業の海外進出、今で言えばアジア進出も同様です。
いくらマーケットが伸びていても、そこの多くの企業が一斉に参入している中で進出しようとするのであれば、海外という壁も含めて、簡単ではありません。
これを、起業という時間軸で見れば、起業も同様です。
起業する本人にとって、起業はすべてが初めての新鮮な体験です。
その分、困難でありながらも、一種の興奮があり楽しく、夢中で出来る面もあります。
しかし、マーケットから見れば、マーケットで100人の会社が競争をしていれば、101番目の最下位からのスタートになるのです。
普通、起業家は、人・物・金、そして情報と、全て”ないないづくし”からの出発です。
普通の会社の新規事業以上に厳しいはずですね。
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