大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「50年後の世界には50の大学しか残らないー大学教育変遷の恐るべきスピード」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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50年後の世界には50の大学しか残らないー大学教育変遷の恐るべきスピード

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日本の英語教育 2013-01-02 10:44

“In 50 years there will be only ten universities left in the world.
(今から50年経つと、世界にはたった10の大学しか残っていないであろう。)

Online courses are transforming higher education, creating new opportunities for the best and huge problems for the rest.
(オンラインコースにより、高等教育が大きく形を変えつつある。 新しい教育の形を求める先進の人たちには新しく大きなチャンスを、また、その変化についていけない人たちは想像もつかないほどの大きな問題をばらまきながら。)

(The Economist December 22nd 2012)

そう、50年後には世界に10大学しか生き残らなくなるそうです。 それほどの革新的、創造的スピードで世界の大学教育が変わっています。 このコラムでも何度もご紹介しているその動きが本格的になったのは昨年2012年になってからだと言うのに。 このスピードが今の世界の現状です。 

何がしたいのかまったく意味のわからない「秋入学」なるものさえ、まだ何も決められないどっかの国に50年後に大学は残るでしょうか。 

名門と言われ、学生から高い授業料をとり続けて来た世界の名門大学 (Harvard 大学は年間$50,000)。そのような名門大学が最高の質の授業を、最高の質の教授を使いOnline からfree で行うVenture Business が現在アメリカに3種類あります。

 

Stanford University が中心のUdacity, Harvard, MITI が中心のedX, そして規模が一番大きいCoursera. Coursera には現在アメリカ、カナダのみならず、世界から(もちろん英語圏)33大学が参加、1月2日午前10時現在2,156,136の学生を世界中から集めています。 (私もその一人です。Yay!) 11月28日にスタートしたDuke University の”How to reason and argue”にはなんと180,000人が登録しました。 記録です。 (私もそのひとりです。 Yay, again!) 

現在は終了証明しか出ないFree Online Course ですが、単位を認め、試験方法も考え、また登録学生と世界の企業とをネットワークさせ、Courseraなどで習得した知識、スキルを社会に効率よく還元している方法が現在試されています。 今までのスピードを考えると、間違いなく2013年のうちには、またまた驚くべき発展を遂げると思います。 Free Online Course で大学の学位を取れる日が2013年のうちに来る可能性もあります。 しかも世界の名門大学から(東大よりもはるかにランキングが上の大学から)。 

さて、そうなったら困るのが従来の形から出ることの出来ないその他の大学です。 名門大学のFree Online コースが単位を出し始めたら、誰が特徴もない、名前も大したことない、授業も教授も2流以下の大学にお金を払うと思いますか? (しかも日本語しか通用しない大学・・・) 

Cambridge 大学などは、実は、この動きにいい顔をしておらず、依然として従来の方法で学生を取り教育を続けていくそうです。 もちろんここまでname value のある大学なら、(超金持ちの)学生が入学し、高い授業料を払うことに、まぁ、満足し、将来のリサーチャーを目指すのかも知れません。 しかし、50年後に残っているかどうかは疑問です。 

日本。

ふたつの大きな問題があります。 

日本の大学教育はまったく世界の変遷の流れについていっていない。 いやついていくことも出来ていない。

英語での授業や、魅力ある授業、これは価値があるという内容の授業、コース。 このような内容を充実させることをおきざりにして、形式ばかり(入学時期とか・・・)、いやそれさえも変えることが出来ない。 さてどうなるでしょうか。 

しかしよく考えてみると、日本の学生も「完全に間違った英語教育」のせいで、courseraレベルのレクチャーなどの恩恵にあずかれる人は極々少数だと思います。 

日本で35年以上、「英語とはまず思考法を変えること」という科学的根拠に基づいた教育を行って来た者として、非常に憂えます。 

日本の大学も、学生も、50年後の世界ではどうなっていることでしょうね。 

Coursera の授業に興味のある方は、レベル、コース、勉強の仕方などアドバイスします。ご相談下さい。

 

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