大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「脳心理学に基づいた英語の教え方ー5」 - 専門家プロファイル

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脳心理学に基づいた英語の教え方ー5

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2012-06-19 16:49

《第4段階》 

 18ヶ月~2歳です。 

2語から3語の単語の組合せで、今度は文法を理解していくようになります。 といっても正しい文法ではなく、その原型になる単純な形で、a, an, theや、文章の最後や、助動詞や他の細かい文法要素を排除した文を使うようになります。 “Mama here (ママ、ここに来て),” “Go’way bug (虫あっち行った),” “My toy (僕のおもちゃは?”などと、まるで電報のような短い文章です。 英語でもこの文章を Telegraph Speech(電報会話)といいます。

 音が出せて、簡単な文が読めて、初歩的なジェスチャーと英語表現が結びついたあとでも、自分の言いたいこと英語で相手に伝えることは非常に難しいことです。 そこでこの段階に「脳」に奨励するのは、根本的に必要なことにそぎ落とした要点だけを伝える技術。 それがTelegraph Speech.です。

 

 2歳までの英語の「脳」に追いつく方法

1)  とにかく言いたいことを子供たちに言わせます。 と言っても自分からいいたいことをたくさん持っている日本の子供は少ないので、いいたいことが出来る環境を作ることがまず必要です。 

2)  次に大切なことはそのあと必ず正しい英語の文章に言い直して聞かせること。 文法的に正しい英語を耳から入れることです。 

ここで指導者の能力不足で間違った英語や、不自然な英語は厳禁です。 指導者の能力が絶対的に重要要素になってきます。 

聞いた英語を、子供たちは無理に反復する必要はありません。 反復したい子供はしてもいいですが、強制は無用です。 このあたりから「脳」の無意識な能力も必要になってきます。 母国語を使うときは「脳」が勝手に動いて無意識状況です。 外国語も習得するためには「脳」にもそろそろ無意識な活動をおぼえさせる必要があります。 反復しなくても「脳」は無意識に聞いています。 その働きを利用します。 

自発的に反復したい子供は「脳」が無意識に反復をしているからかも知れません。 無理に言い直させることは、「まちがった」という意識を「脳」に植えつけることになるので絶対に避けたいです。 

3) 何度も何度も正しい英語の文章(直されたもの)を聞くことで「脳」は覚えていきます。 この段階の「脳」はそれくらい賢くなっています。

英語を学んでいる「脳」も2歳になりました。 
「脳」が喜ぶ状況を作り出す。 これがここからの鍵となります。

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