大澤 眞知子(クリティカルシンキング/バイリンガル教育)- コラム「「大学の総合選抜型入試で有利」とカナダ高校留学した方へ:エッセイスキルと文法は完璧ですか?」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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オオサワ マチコ
( クリティカルシンキング/バイリンガル教育 )
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「大学の総合選抜型入試で有利」とカナダ高校留学した方へ:エッセイスキルと文法は完璧ですか?

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留学 大学・高校正規留学 2025-04-16 09:03

カナダから「カナダクラブ」という強力なアカデミックサポート講座を提供しています。


丁寧にケアしているのは:

・難関入試に挑む日本の中学・高校生

・私(大澤)が専門とするバイリンガル(Translanguaging)理論を使い日本からバイリンガルを目指す小学・中学生

・カナダ留学中の日本人生徒へのアカデミックサポート

・カナダ大学在学中の日本人学生へのアカデミックサポート

・上記生徒たちの親への様々な助言とサポート

 

これだけのパワフルな専門サポートをどこから発信しているかというと、カナダ・アルバータ州大平原のど真ん中、カルガリー空港から北東に1時間ほどのところにある、小さなキャビンです。

地平線に囲まれ、周りには人間の影もなく、野生の鹿、コヨーテが徘徊し、どこまでも続く大空にたくさんの鳥が自由を謳歌。

そんなキャビンの一室から、私・大澤眞知子と相棒のRobert McMillanがGoogle Meetの画面から生徒たちに語りかけます。

 

生徒は、それぞれ自分のレベル、自分に必要な内容を、自分のペースで進め、そこにRobertと私がReal timeで共有したGoogle Docのファイルからどんどんリードして行きます。

 

なぜ、カナダクラブの話と今日のタイトル『「日本の大学の総合選抜型入試で有利になるから」と未だに信じてカナダ高校留学?』が関係あるかって?

実は、これまで数多くの高校生の指導をして来た経験からです。

その中でも、この2種類の高校生たちの実力には大きな大きな差があることを見てきました。

 

カナダ高校留学後日本の帰国生で大学に入った生徒

高校留学はせず日本のトップクラスの高校から日本の希望大学に入学した生徒

 

どちらに軍配が上がると思いますか?

日本の高校から日本の大学に行った生徒です。

カナダ留学組などとは全く比較にならないほど能力が高いのが日本組です。

 

こんなコラムを見つけました。

「高校留学した生徒の英語力では総合選抜入試には足りない。留学したという実績は必要ない。」

 

私が見てきた現状とぴったり一致します。

 

カナダ高校留学している生徒の10人に9人は文法が弱いです。

何となく中学で習ったことを当てはめているだけで、ひとつひとつの文法ルールが一体どんな意味を持つのかについての知識がありません

従って、不自然な文法を多用し、「あぁ日本の生徒が書いたエッセイだ。」とすぐバレるレベルです。

そう、英語を書いたらすぐバレるんですよ。

 

それと対照的に、日本の高いレベルの高校で学ぶ生徒の文法力は圧倒的に高いです。

しかも、使い方をよく知っています。

敢えて苦言を呈するならば、少々カチカチの日本のおじさんが書いたようなエッセイになりかねませんが、ま、日本の大学入試を採点する人には返って受けるかも知れません。

 

日本の良い高校で英語を学んだ生徒の方が、高校留学した生徒よりはるかに文法力も英語を書いたり読んだりする能力も高いことは、私のコラムでも再三強調して来ました。

 

日本の大学入試関係者、それための塾も、とっくの昔にそんなことは気がついていたようです。そして、「今」残酷なまでにその事実が入試の前面に押し出されて来ているようです。 

 

カナダ留学から帰国した高校生が推薦塾で言われた衝撃の一言 「総合型選抜で活動実績はいらないんだよ」

 

・留学から帰ってきて推薦塾で言われた衝撃の言葉だそうです。

私立高校だけでなく、公立高校でも、未だに1年間の学校の留学制度を実施しているところがものすごい数に上ります。

なぜ? たった1年英語圏の高校にお客さんとしておいてもらっても、英語力など上がらないし、それより日本の高校カリキュラムから遅れてしまうことが大きなマイナスになるのに。そんなお金も能力も無駄になるようなことをなんで未だに日本の高校生も親も喜々としてやってるんだろう。

と、合点がいかない気でいました。

  

な〜んだ、こんな安っぽい考えでこの「1年留学」とやらがはびこっていたんですね。

「留学経験をアピールして総合型選抜で大学に進学しよう」と考え、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学(ICU)といった最難関私立大学への進学を希望しているんだそうです。

それが本心でしたか。英語圏にたった1年在籍し、大した授業にも入れてもらえずに(英語力がないからです)ゲストとして何となく時間を過ごして帰国する日本人高校生。

こんな目的があったわけですか。

  

でもね、そうは問屋が卸さない現実があるようですね。

 

総合型選抜対策の老舗大手塾に入塾すると、こう言われたそうです。

「活動実績はいらないよ」

留学経験は総合型選抜では武器にならないと言われたんだそうです。

しかも「君の英語力では少し難しいかもしれない」と指摘されたとか。

  

そりゃそうだ、日本できちんと外国語としての教育を受けている日本の高校生は、英語の文法も英語の読み方も書き方も、外国語として丁寧に学びます。

それに引き換え、カナダの高校の先生たちは日本語から来た生徒にわざわざ文法を丁寧に細かく説明などしてくれません。読み方も書き方も、カナダの同級生たちがGrade9までで習得したことくらいは、日本の高校生も知っているはずだとの前提です。

ですから、日本からの高校留学生は、外国語としての英語の未知の部分への学びは全くなく、ただ、周りを見様見真似で何となく英語ごっこをして帰ってくるだけになってしまうのです。

  

「カナダに行ったら英語が出来るようになる!」は驚きの妄想です。

特に多くの帰国生が希望する、早稲田の国際教養学部は高い文法力が必要。文法力が足りないとまず無理だとか。カナダで無駄にした1年間の間に、日本の同級生たちはきちんと文法を学び続けていましたから、敵うわけもありません。

 

特に高校留学という活動実績で入ってやろう!と企んでいるのが、早稲田大学の国際教養学部の総合型選抜だそうですね。

活動実績を自慢するような面接はなく、筆記試験は一般選抜よりも難しい英語の筆記試験が課されることで知られています。慶應義塾大学の文学部も同様で、英語と小論文の筆記試験があり、面接はありません。

また、「評定平均値が高い受験生が合格する傾向がある」とか。

当たり前のことですが、ここでもカナダ高校留学組は不利ですね。

日本の高校から受験する生徒ほど高い成績は取れないのが留学の残酷さです。

特に、English, Social Studiesのレベルは想像を絶するほど高く、深い内容です。

そこでカナダの優秀な同級生を押しのけて高い成績を取るのは、まず、不可能です。

 

「大学の総合選抜型入試で有利」とカナダ高校留学した方へ

厳しい現実に直面しましたね。親も大ショックを受けているんだそうです。

 

「留学は子どもの希望でしたが、円安の中で経済的に無理をして行かせたのは、大学受験で有利になるという期待があったからです。それが間違った認識だったと知り、絶望しています」。

 

当たり前ですよ。

「親のお金で海外に送り出されたことなど評価の対象にならない。」と難関大教授も述べているようです。

 

「総合型選抜や公募制推薦では活動実績が最重要」。

「これからは推薦入試が中心になります。一般選抜とは全く異なる市場があり、勉強が苦手な生徒でも活動実績を積めば大学に進学できます」

 

などの誤情報がなぜか日本中に広まり、未だに意味もプラスもない1年留学制度を必死で推し進める高校が日本中にあるのは、大問題だと思います。

 

「大学の総合選抜型入試で有利」とカナダ高校留学した方へ

「活動実績や留学経験があれば合格できる。」と大きな思い違いをしていましたか?

「留学すると大学受験で有利になる」というのはありえない話です。

これら情報を載せたコラムを書いた方もこうおっしゃっています。

『仕事で留学経験者と関わることがありますが、誰もが英会話が堪能ではありません。これは中高一貫校の教師も認めるところです。「アメリカやカナダに1年間留学しても、英語が話せない生徒もいます。』

その通りです。

その通りをずっと目撃して来ました。

 

「大学の総合選抜型入試で有利」とカナダ高校留学してしまいましたか?

じゃ、カナダクラブにいらっしゃい。

1年間、カナダの高校に通う間に、カナダクラブから「本物のエッセイスキル」と「深い運用能力レベル」の文法を特訓しますから。

 

これまでに、高校の1年留学制度でカナダに留学し、「やっぱりエッセイスキルはつけておかないと!」とカナダクラブの門を叩いた生徒たちの実績は素晴らしいです。

活動実績が評価されなくても、実際のEssay Writing能力と、文句ない文法力で勝負しましょう。

早稲田、慶応、上智、ICU?

教え子がずいぶん進学しました。

「カナダクラブで習ったエッセイのおかげです!」との嬉しい便りが届きます。

 

カナダクラブ参加についての詳細はこちらから。

お問い合わせはContactからお寄せ下さい。

現在9月留学開始生徒用の特訓を開始しています。

 

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