1月29日、カナダ政府はカナダ入国に際しての相当厳しい制限を発表しました。

かなり緊迫した発表です。

留学生が日本に一時帰国したり、またカナダに戻ってくることにも大きな制限がかかります。

（１）来週以降、全てのカナダへの入国者は（極限られた特別な場合を除き）、自費によるカナダ連邦政府指定のホテルに３泊分の予約が必要になります。

また、到着時にCOVID-19の分子検査（molecular test）を自費で受診することが義務づけられます。

（詳細については数日中に発表とのこと）

（２）１月３１日から４月３０日までメキシコ及びカリブ諸国を結ぶ全ての航空便を停止。

寒いカナダの冬を逃れ、南の国で休暇を楽しむカナダ人が毎年相当数にのぼりますが、それを止めるためです。

再度の政府勧告にも関わらず、アメリカ南部や中南米に向かうカナダ人が多いことに対しての思い切った措置です。

3月には学校が春休みに入り、昨年のパンデミック初期の3月には政府勧告を無視し、かなりのカナダ人家族が南に向いました。

そこからの帰国者に感染者が多く出たことを受け、今年はカナダ人家族に人気ルートの航空便を前もって止めたわけです。

（３）２月３日深夜より、米国などを含む全ての国からの国際定期便を4つの空港（モントリオール・トルドー国際空港、トロント・ピアソン国際空港、カルガリー国際空港、バンクーバー国際空港）に限定。

（４）陸路からの入国者に対しても、カナダ入国７２時間前までの（分子検査の）陰性証明を義務付ける予定。

（５）入国後の自己隔離についても監視を強化（警備会社職員による訪問確認など）。

特に（１）の措置に関し、その費用は2,000ドル以上とも予想されています。　すべて自己負担です。

カナダへの留学を予定している人ももちろんこの対象、留学中で日本に一時帰国しカナダに再入国する留学生も対象です。

今後カナダ政府から発表される詳細情報に注目しておいて下さい。

これら新制限は、新型コロナウイルスの変異株の拡大防止を主に目的としたものです。

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すべての留学生の往来が止まりますね。

ワクチン接種がうまく進めば秋には多少制限が緩むと期待したいですが、すでに入荷計画に大きな問題が生じ、現在はカナダでの接種は停止したままです。

残念ながら、ここ当分は辛い日々が続くと思います。

大学留学中のみなさんは、精神的に参って来たなと思ったら、周りの大人に助けを求めること。

カナダに信頼出来る大人がいることが、今の現状では非常に重要です。

どうしても無理だと思ったら、オンライン授業が継続している間は帰国し（日本入国も制限が多いので気をつけて下さい）、カナダの制限が解除されるまでは安全な母国で待機することも一案だと思います。

特に、未だ残留中の高校留学生は、制限発令中のカナダに留まることは全くお勧めではありません。

今後政府がどのように動くか予測のつかない状況です。

帰れるうちに帰ること、です。

Think wisely and act quickly.

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