大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「高校留学で頑張っている明るい話が聞きたいです」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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高校留学で頑張っている明るい話が聞きたいです

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留学 大学・高校正規留学 2020-05-17 06:51

「カナダ高校留学の実態総集編」や、日々発信しているコラムをお読みになった方からこんなお尋ねがありました。

(個人情報保護のため内容は概要だけとしております。)

  

「高校留学の厳しい現実を読ませていただいております。 現実に背を向けるつもりはないのですが、良い話もお聞きしたいです。 実際にカナダ高校留学で頑張っている高校留学生の明るいお話はありますか?」 

高校留学のご相談を受けるたびにお聞きする言葉です。


「うちの子供は特別な準備もして来ました。 留学も本人が決めた進路です。 学校も協力的です。 親としては子供の能力を信じてやりたいですが、こんな努力をしてきた子供でも高校留学は難しいものなのでしょうか。」 

親としての気持ちはとても理解出来ます。

が。

これは心理学上では “Confirmation Bias” と呼ばれるちょっと危険な考え方だということをご存知でしょうか。


高校留学は「危険に溢れている、環境は悪化の一途、失敗した高校生も相当数に上る。」

「それは理解出来るけれども、うちの子供は特別なはず、うちの子供の高校留学は、素晴らしいものになるはずだ。」


という、親がすでに出している結論を裏付ける証拠だけに目を向けようとしている心理状態です。

自分が思い込んだ「結論」の正当性を確認出来る情報のみを選ぶ心理状態を “Confirmation Bias”と呼び、クリティカルシンキングから大きく逸脱する考え方です。


更に具体的に踏み込んでみます。


カナダから30年以上に渡り「高校留学の実態」を発信している目的は「高校留学とは日本での学校でも成功者である特別な能力を持った高校生のみのもの」ということを知っていただくためです。


エージェントはこう宣伝しています。 

「英語力についてですが、英語力はほとんどの高校で全く不問です。つまり、全くの初心者でも留学ができないということはありません。」(高校留学ワールド サイト) 

「英語力においては、高校留学3年を終えるころには英語で国際的な仕事ができるまでのレベルになります。」(ウェスト・コースト サイト)


こんな嘘に乗せられ、能力の届かない日本人高校生がカナダに送られて来ます。

その結果がいかに悲惨かは「カナダ高校留学の実態」に詳細を書きました。


今回ご相談をいただいた方にもエージェントならこう言うでしょう。 

「もちろん大丈夫です。お宅の子供さんなら必ず『明るい頑張る高校留学』になりますよ。」と。

  

今度は「明るい高校留学」「頑張っている高校留学生」とは?を考えてみましょう。

 

カナダ高校留学の目的:

カナダ教育制度の恩恵を受けるため現地の高校生と同じレベルの授業に入り、好成績を収め、高校留学で得た高い能力で大学進学への選択しが多岐になる。 現地カナダの高校生との友達関係を築き、カナダ社会とも接点のある活動的な高校生活を送る。 そのカナダでの友達関係は将来への大貴重なネットワークとなる。


そのためには、留学する本人の能力が:

カナダの優秀な10年生と同等であること(英語言語能力、エッセイスキル、クリティカルシンキング思考法、社会貢献能力、精神的独立性などすべて)


これがない場合は:

現地高校生と同じレベルの授業には入れない

従って現地高校生と接する機会もなければ、相手もされない

大学進学への好成績どころか、卒業までに4〜5年かかればましな方、卒業も出来ないケースが多い

カナダ社会との接点などはなし

英語力は、日本で勉強した高校生より劣る


また、どれほど能力のある高校生でも、ホームステイは問題が山積です。

宝くじのように当たりの確率の非常に低い博打が、ホストファミリーです。


ただし、上記能力を備えた日本人高校生の場合、卓越したコミュニケーション能力、礼儀正しい英語とマナーを通じて、ホストファミリーとの良好な関係を作れる可能性は高いです。

(特別悪質なホストファミリーの場合は除きますが)


逆に、能力のないままエージェントの嘘に騙されて留学してしまった場合は、いいホストに当たったとしても問題を引き起こすことが非常に多いです。

コミュニケーションが取れないからです。 

 

Whew! 今回の質問への回答を書くためには、ここまでの説明が必要でした。

では、回答です。


留学時の能力が足りなく、現地高校生と同じレベルの授業に入れずELLで他のアジア人留学生(特に中国人)と勉強し、「頑張っている」

現地カナダの友達など作ることは無理だが、ELLクラスのアジア人と友達になり「頑張っている」

ホームステイがうまくいかず、苦痛だが「頑張っている」


などで「頑張っている」高校留学生は多かったです。 

見ていて心が痛みました。


窮屈な日本の高校ではなく、自由なカナダの高校を経験していることは「明るい留学」と思っている高校生も多かったと思います。

やっと出来た他の留学生仲間とお茶をする時に「明るい」気分になるかも知れません。


もし、これらを「明るい高校留学」「頑張っている高校生」と定義するなら、もちろん、そんな留学生はコロナ前にはたくさんいたと思いますし、私自身も多くの話を聞きました。


もし、これらで「高校留学」の目的達成であれば、どうぞ子供さんを留学させてあげて下さい。


いやいやとんでもない!と思われる方。


上の「カナダ高校留学の目的」をもう一度お読みになり

子供さんの能力が

「カナダの優秀な10年生と同等であること(英語言語能力、エッセイスキル、クリティカルシンキング思考法、社会貢献能力、精神的独立性などすべて)」

であることを確かめた後、高校留学をお考え下さい。


過去目に止まった「カナダ高校留学成功者」は、すべて、ひとり残らず、これら能力を備えた稀有な日本人高校生であったことも付け加えさせていただきます。

コロナウイルス後New Normal下の高校留学が、やっと本来の姿「自国でも優秀で、カナダの同級生と同等の能力を持つ生徒のみのもの」なることを希求して止みません。 


[追記]カナダの優秀な10年生と同等の能力があるかどうかを試したい方は、UX Englishより提供している”English 10 for Japanese Students” のLesson One無料体験に挑戦してみて下さい。

カナダの9年生までが見事に披瀝出来る内容です。

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