大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「(May 15)カナダ高校留学速報- 留学スタッフ解雇続く」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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(May 15)カナダ高校留学速報- 留学スタッフ解雇続く

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留学 大学・高校正規留学 2020-05-16 04:44

Covid-19に粉砕されていくカナダの高校留学事情です。

 

1.BC州発表:6月1日より部分的に希望する生徒が学校に戻れる予定

 

9月からどんな方式が可能かを探るのが理由

 

主には対面授業が必須の小学生だが、適用範囲は幼稚園からGrade12まで

小学校は以前の50%程度の時間と内容、高校は20%(週に1日)

 

Grade12に対しては、卒業前にもう一度クラスメートや教師と接する機会を設けるため

 

登校出来る人数は制限し、登校前の健康チェック、学校内での頻繁な手洗い、学校内でのPhysical Distancingを厳しくする

 

(留学生へのケアは一切コメントされていません)

 

この形の登校が9月以降のNew Normalとなる可能性が高い

 

 

2.教育委員会留学プログラムスタッフ解雇が本格的に始まった(カナダ全土)

 

高校留学生を多く呼び込むコキットラム学区が、留学プログラムスタッフ193名解雇を発表

学区の年間予算$400million のうち$36million を補う留学生の授業料が見込めないのが理由

 

他の学区も同様の解雇をすでに始めている

BC州最大の学区サレーでも300名以上の留学生がカナダに戻らないことで、$3.9million を失うことになるため

 

留学生授業料が予算の9%を占めるリッチモンドでも大慌ての措置

バンクーバー学区は、1/3 の留学生がカナダに戻らないため予算不足

その他多くの学区がすでに留学スタッフ解雇

 

 

3.ホームステイ斡旋会社も倒産の危機

 

国境制限、コロナ第2波などの不安定要因から、ホームステイをする側も、受ける側も先が読めない現状

斡旋会社はすでに多くのスタを解雇し、倒産も視野に

 

今までのホストファミリーの中にもこのパンデミックで仕事を失った家庭が多く、留学生の払うホームステイ費(約$900/月)を当てにしているところもあるが、留学生自体が戻って来ない

 

(留学生の親がカナダの失業者を救済することになるんですね、留学生の世話ではなく、収入のなくなったホストの世話にお金を払うことが「ホームステイ」の定義となりそうです。)

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未だにカナダに戻ることを諦めきれない高校留学生のみなさん。

そろそろ潮時です。

 

「留学生の今後の運命」などカナダの誰も気にしていません。

あなた達の払うお金だけを心配しています。

 

それが「カナダ高校留学の実態」です。

 

一日も早く、日本での新たな出発に踏み出し、これ以上「留学生は商品」という図式に飲み込まれないように。

 

留学生の親のみなさん。

すでに払込済みの授業料など、全額返金を要求し、そろそろ団体でClass Actionをおこす時期だと思います。

 

「戻って来ない留学生でも授業料だけは確保しなくちゃ!」というずるいカナダの高校に100万以上ものお金をまんまと取られないように。

そのお金を、心折れ傷ついた高校生のこれからのために使えるように。

 

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