大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「カナダ大学留学にエージェントと語学学校はタブー」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
カナダにいらっしゃい!

大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
Super World Club 代表
サービス:1件
Q&A:116件
コラム:1,643件
写真:1件
お気軽にお問い合わせください
※ご質問・相談はもちろん、見積もりや具体的な仕事依頼まで、お気軽にお問い合わせください。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

カナダ大学留学にエージェントと語学学校はタブー

- good

留学 大学・高校正規留学 2019-11-20 11:48

「カナダの大学が実は一番欲しがる『トップレベルの日本留学生』 & 「カナダ有名大学に留学する方法」

のコラムへの問い合わせにご質問をいただきました。

 

今日はその中から

 

「何もわからないので、エージェントを通した方がいいですか?」

「やはり、まずは語学学校からのスタートからですか?」

 

というとても危険な『間違い』について書いてみます。

 

1.カナダの大学で学位を目指すほどの意欲のある方、そして日本でも高い成績を取って頑張った方は、絶対エージェントのところには行かないこと。

 

理由は大きく2つあります。

 

・大学の情報はそれぞれのウェブサイトに非常に詳しく書かれています。

まずは、それを自分で読み、理解できることが「カナダ大学進学」への最初の試験だと思って下さい。

 

ウェブサイトの英語の説明も理解出来ないようでは、カナダの大学生になることは不可能です。

 

出願方法も詳しく書かれてあります。

ほとんどの大学では、最初にアカウントを作り、大学の出願サイトに入るとそこにまたたくさんの情報があります。

 

留学生の一番多い(多いですよ!)オンタリオ州などは、州内の大学(すべてではないです)への出願をまとめて出来るサイトも作っていますが、まずは希望大学をしらみつぶしに調べることをお勧めします。

 

一番大切なのは、「入学の条件」「英語能力レベル」「学費」の説明ですね。

 

「学費」は大学やどんな学位を最終的に目指すかで大きく変わります。

(余談ですが、カナダの大学入学時には専攻を決める必要はありません。)

 

「入学の条件」は大学次第ですが、有名大学になればなるほど、日本の高校でのトップクラスの成績、また取った単位の種類(数学のレベル、化学・物理・生物などのレベル)は大きな決め手となります。

 

「英語能力レベル」では、日本の高校から出願の場合主にTOEFLiBT, IELTSの高いレベルが必須です。

相当高いレベルですよ。

最低でもTOEFLiBT90~100, IELTS 6.5~7.0 が条件です。

 

 

・エージェントは、「何人送っていくら儲かるか」が仕事ですので、各個人の能力・適正などは考慮しません。

 

手数料を稼げる学校に送ろうと必死ですので、余計な遠回りをさせられたり、全く大学には関係のない語学学校をさも「大学留学」のように言い含め、「簡単ですよ!」と非現実的なルートを勧めます。

 

自分で何も調べず、エージェントに丸投げした場合、その「大嘘」を鵜呑みにするしかなく、大切な人生の時間もお金も無駄になり、結局大学にはたどり着けない結果となりますので、要注意。

 

カナダ中にひしめく「日本人向け留学エージェント」が一番儲かるのは、いわゆる「語学学校」紹介です。

またまたカナダ中にひしめいている「語学学校」は生徒獲得競争に目を血走らせていますので、リベートもかなりの額をエージェントに還元します。

 

そんなビジネスへの恰好の商品となってしまうのが「何も知らずカナダ大学留学を夢見る日本人高校生とその親」であることをまず認識して下さい。

 

Watch Out!

 

 

2.「やはり語学学校からのスタートですか?」がいかに滑稽なルートであるか、もうおわかりですよね。

 

でも、でも、高校で頑張ったけど必ずしもオール5ではないし、文系だったから(日本は未だに文系・理系という区別をする妙な国ですね)数学も理科科目も高いレベルではない。。。

 

そして、TOEFL/IELTSのそんなに高いスコアには届いてない。。。

 

そんな場合でも、絶対「語学学校」には行かないで下さい。

 

もともとの学習意欲も高く、日本の教育制度のいい所を吸収し、知識を付け、自己動機の強い日本の高校生には大きな潜在能力があり、それを十分生かす大学正式留学の方法がありますからね。

 

カナダ大学正式留学を目指す真面目な日本人高校生を助け、カナダの大学入学まで見届けるサポートを30年続けた経験からのアドバイスです。

 

大きな潜在能力を持つ日本の頑張る高校生が、インチキエージェントに「語学学校」へ送られるのは見ていられません。

よし、一体「語学学校」は何をやってるんだろう?!と、「語学学校」を訪問調査しても呆れることばかりで、ため息が出てしまいます。

 

語学学校と言えば、最近淘汰が激しく、潰れるエージェントも多いです。

淘汰現象のあと、今度は大規模な語学学校がのしのしと勢力を付けているようです。

 

トランプアメリカを嫌う生徒が世界から(アメリカからも!)殺到している現在のカナダの大学では、以前は面倒をみてくれていた「英語能力の足りない」留学生を、大規模で資金力のある大規模語学学校にアウトソースしていることも最近の変化です。

 

英語レベルがかなり低い留学生、大学が面倒を見たがらない留学生の行き場が、現在の語学学校だと言えますね。

問題なのは、いくつかの大学にアウトソースされた語学学校が「これらの大学に進学出来る語学学校!」と宣伝していることです。

 

ここにも大きな「嘘」が隠されていますので、要注意。

それについては、追って紹介する予定です。

まずは、大規模で宣伝に大金を使っているトロント・バンクーバーの語学学校ILACから。

 

_________

カナダの大学事情、何が起こっているのか常に目を光らせ、大切な能力と将来を最大限に生かせる大学留学をして下さい。

 

個別のご相談、ご質問はこちらまで。

 

カナダの大学にいらっしゃい!頑張る日本の高校生のみなさん。

「カナダ高校留学の実態」eBook ダウンロードはこちら

「クリティカルシンキングがわかる」eBookダウンロードはこちら

日本人のためのクリティカルシンキング学習サイト(留学準備に必須) UX English 


プロフィール対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真