大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
日本人が避けた方がいいカナダ高校留学先(#3-2019)- North Vancouver School District
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高校留学生を受け入れているカナダのSchool District に一斉メールを出して4日目。
「日本からやって来た未成年をどれだけ理解し、大切に扱ってくれていますか?」メールです。
現在の返信率15%。
無視を決め込むDistrictも多いと思いますので、この機会にとカナダのメデイアから隠れていた教育関連ニュースを探してみることに。
そうしたら、出て来ること、出て来ること。
私のようなIndependnetな立場でどこにも属さず、「日本の子供を何だと思ってる?!」と声をあげる日本人の存在がなかったら恐らく日本の親には届いてないニュースがゴロゴロ。
高校留学には避けた方がいいSchool Districtがまた増えました。
North Vancouver School District です。
School Board Trusteeメンバー同士が機能していなく、喧嘩ばかりで全く体をなしていないという記事です。
School trusteeとは教育委員会の理事のことで、4年に一度の選挙で選ばれ、学区の生徒が良い教育を受けられるよう見張るのが役目です。
その人達が、喧嘩ばかり、性的嫌がらせまで起こるとんでもない無法状況だそうです。
2018年10月、選挙でメンバーが改選される前に明るみに出たこの恥ずかしいSchool Boardの状況について、Board関係者のコメント:
「今回の改選でまた前のメンバーが立候補するのは止められないけど。。。今度こそ機能するように祈ります。」
(ははは。「翻訳こんにゃく」はこう言ってます。「何も変わりませんし、変える努力もしません。」)
以前に日本人の親から「エージェントにNorth Vancouverに行きたいと話したら、そこは扱っていませんと言われました。」と聞いたことがあります。
日本からの生徒の質など度外視、リベート儲けでSchool Districtを行脚する嘘つきエージェントを排除したのかな?と少々期待してしまいましたね。
ただ、そこに通う高校生留学1年目の履修科目を聞いてみると「あれ?」
英語のサポートがない? ESL/ELLがスケジュールに上がって来ていない。
もちろん、英語サポートが必要ないほどのレベルの生徒なら問題ないでしょうが、そうでない場合は困ったものです。
例えば、やっと分数の計算を学習している生徒を、いきなり微分積分のクラスに放り込むようなことになりますから。
「やった!通常のコースに入れてもらった!」と喜ぶのも束の間、基本のなさがBody Blowのように襲って来ます。
11,12レベルのコースでは、そんな留学生が完全においてきぼりになることなど、学校が無頓着そうなのが妙に気になりました。
しかし、こんな裏があったとは。
要するに機能不全の教育委員会です。
留学生へのケアどころではないでしょうね。
会議でも喧嘩ばかりで何も決められないそうですから。
今回のemail survey のために、カナダ中のSchool District留学プログラムのウェブサイトを目を皿のようにして調べました。
「IT担当者を雇ったかな?」と思える豪華なサイトから、「なんじゃこれは、やる気ない?」まで、非常に学ぶことが多かったです。
North Vancouver District ウェブサイトの印象:
「やる気ないな〜」
「Custodianについてなど、必要な情報がほとんどない」
「確かに、エージェント用のページはない」
「やる気ないし、情報がないくせに、費用高!!」
もちろん、メールへの返信はありません。
ばか高い授業料を払い、日本からわざわざやって来る日本の高校生が、無理に選ぶ学区ではないですね。
機能不全のadministration では、現地の学生で手一杯。
留学生への行き届いたケアなどは全く期待出来ないめちゃくちゃな状況だと思います。
「避けた方がいい地域」また追加です。
⚠️North Vancouver School District
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