大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
カナダ高校留学事情 - BC州デルタ地区の深刻な薬物問題
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BC州バンクーバーの南に位置するデルタ地区で2日前に発覚した事件です。
デルタ地区の高校生がフェンタニル薬物を違法に手に入れ、常用しているというものです。
フェンタニルとはOpioidを合成した中毒性の高い、乱用致死率も非常に高い危険な薬物です。
カナダ・アメリカ全土でOpioid乱用による死亡率の高さが、国家的問題にもなっている極めて危ない薬物が、デルタ地区の高校生の間に出回っていたというニュースです。
高校生たちが使用しているフェンタニルは、Xanaxという抗不安薬の錠剤のラベルがはられ、巧妙に隠されていたようです。
フェンタニルの錠剤を発見したスクールボードが、薬物検査を行いその結果により生徒たちの使用が明るみに出ました。
フェンタニルの使用、売買は違法行為ですので、現在警察も介入しています。
汚染度はかなり深刻なようですので、高校留学の目的地としては除外ですね。
「隠れてタバコを吸う、マリファナを吸う(カナダでは合法ですが未成年には制限があります)、お酒を飲む」などは、まカナダ全土で見られることだと思います。
日本でもマリファナ以外は、高校生の中に蔓延している問題でもあります。
ところが、フェンタニルとなると次元はまるで違います。
完全な違法物質で、死に至る可能性も高く、しかもフェンタニルを巡る犯罪も頻発します。
ギャングが介在する薬物です。
日本で保護され、守られて育った高校生は、何も知らないがためにどんな危険に巻き込まれるかもわかりません。
敢えて危険な地区に送る必要はありませんね。
デルタDistrictは除外することを強くお勧め致します。
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子供をカナダに留学させよう!
どこがベストか、後顧の憂いのないよう、綿密に調べ、現地にも行き、学校も見、担当者とも会い、間違いのないようにしたい。
そんな親御さんが増えていることは、頼もしい限りです。
嘘つきエージェントのカモにならずにすみますからね。
ところが、実際は、折角日本からわざわざ訪ねても、カナダ社会全体で高校生に一体何が起こっているのか。
ある、特定の地区の高校生は一体どんな子達なのか。
親はどんな考えを持つ人たちなのか。
などは、数時間程度の見学・面談で突き止めることは不可能です。
このデルタ地区のニュースなども、日々カナダのニュースを(ローカルニュースも含めて)英語で追いかけていなければなかなか耳には入ってこないものです。
本当は、こんな日々の出来事を知り、果たしてその地域に大切な未成年の子供を送っていいものかどうかの判断をするべきなのですが。
現実問題は、どんな注意深い、行動力のある親御さんにも、届く情報の範囲は限られていることです。
そんなための「カナダ高校留学相談」が、私共が提供するカウンセリングです。
カナダ在住ならでこその情報を、メデイアだけでなくカナダの人たちからも仕入れ、それを日本の高校留学予備軍の方たちに提供しています。
不穏な危険がただよう最近の世界で、親元を話して外国に未成年を留学させることは、注意を払っても払ってもそれでも何が起こるかわからない現在です。
「どこがベストの地域か」ではなく、「どこは避けるべきか」をまず知ることは、絶対必要なことだと思います。
留学先の選定でお困りの方は、現在予定しているスクールボード、学校などをお知らせ下さい。
そこにまつわる重要な情報を含めて、ご相談させていただきます。
このような危険情報なども含め、現在カナダのSchool Districtのランキングを準備中です。
日本の親の目で見た留学先ランキング、どこまで真剣に日本の子供を扱ってくれるのかを重点的に、現在細かい調査を行っています。
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