大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「カナダのSt. Michael's など私立高校への留学の危険性(3)」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
カナダにいらっしゃい!

大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
Super World Club 代表
サービス:1件
Q&A:116件
コラム:1,641件
写真:1件
お気軽にお問い合わせください
※ご質問・相談はもちろん、見積もりや具体的な仕事依頼まで、お気軽にお問い合わせください。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

カナダのSt. Michael's など私立高校への留学の危険性(3)

- good

留学 大学・高校正規留学 2018-11-28 07:32

 

「カナダのどこに子供を留学させるのがベストか!」と迷っていらっしゃる親の皆様への情報【3】です。

伝統ある名門とされる、カナダのSt.Michael’sでの陰湿なHazing(性的暴力を含む集団イジメ)が、ニュースに大きく取り上げられて約一週間

問題は終結するどころか、指導部の辞任、他のカナダ私立高校からも「私も犠牲者」という声が上がり始め、国をあげての問題と化しました。(CBCニュース)

アメリカの主要新聞New York Timesも大きく取り上げるなど、名門と言われる私立高校の閉鎖的な異種を排除する体質が明るみに出て来ています。

___________________________________ 

New York Timesの記事

非難轟々の世論に揺れるSt. Michael’s College School

 

カトリック系私立高校であるSt. Michael’s は、輝く伝統とホッケーなどのスポーツ教育で名門の名を誇って来た。

先週までは。

性的暴力によるイジメのビデオがSNSに流れた後、その伝統は地に落ちた。

このような学校に所属している意味を大きく勘違いした生徒達が、秘密で内部で長年行ってきた「性的虐待イジメHazing」が明るみに出た。

成績に追い立てられ、力を誇示するスポーツに没頭し、そのストレスをHazingと呼ばれる悪質極まりないイジメに発散してきた生徒たち。

それも長年。

間違ったエリート意識を植え付けられた生徒たちの行動により、同じようなイジメ経験をした卒業生からも声が上がり始めた、ようやく。

 

事件発覚以来、8名の生徒が退学になり、1名が保留。

自由主義のカナダの中で特異な存在であった宗教系私立高校が内部から暴き出された。

女性に蔑視の伝統も、アメリカの最高裁判事Brett Kavannaugのような「男は女に何をしてもいい」意識として未だに残る学校。

 

St. Michael’s は今学年度中のスポーツ活動を自粛した。

生徒たちはカナダ社会からも制裁を受け始めている。

外を歩けば、罵声を浴び、SNSで非難される。

 

卒業生の声「何がどう間違ってここまで酷い学校になったのか。すべてをやり直すことが必要だ。」

_______________________ 

CBCニュース(カナダの最大メデイア)

 

St.Michael’s だけではない。 他の同系私立高校卒業生からも「自分も犠牲者だった」の声。

 

やはりトロントの名門とされていたUpper Canada Collegeの卒業生が、何十年も前の大きな傷を世間に出した。

St. Michael’s だけじゃない。

このような学校には、ずっと前から存在している悪意あるHazing。

 

「悪口、中傷、暴力、後ろからバックパックを引っ張る、弁当を取り上げる」などは日常。

学校の中で少しでも異質な存在はイジメの対象。

「食うか食われるか」の異常な日常。

これが名門と言われる私立高校の内部だった、と。

 

教師に訴え出ても、また教師が同じイジメを生徒に行うという、信じられない光景の学校生活が語られています。

教師による生徒への性的いたずらも日常のことだったそうです。

 

一番ひどかった経験は、あるスポーツの体外試合時、生徒たちはホテルでビールを飲み、犠牲者をよってたかった押さえつけ、1時間に渡り暴力の限りを尽くしたそうです。

首謀者はそのスポーツチームのキャプテン。

犠牲者のズボンを脱がし、陰毛を剃り落とし、性器を弄んだそうです。

その過程で、切られることも、皮膚を削られることもあったそうです。

イジメを行ったメンバーは笑い転げながら、楽しんでいたとか。

 

今回のSt.Michael’s の件が明るみに出たことで、こんな私立高校の体質が変わるきっかけになるのかどうか。

カナダ社会が注目しています。

__________________________

カナダを長年観察するにつけ、こんな陰湿な「伝統」は必ずしも男子校・女子校に限ったことではないのだと感じます。

最近の子供の絶対数現象に危機感を持つ私立高校は、男女共学に方針変更したところも多いです。

では、男女共学にしたら問題は解決するかというと、NOですね。

腐った閉鎖的内部事情は変わるどころが、増長している嫌な気がします。

 

留学先にベストを求める日本の親のみなさん。

留学生はそれだけで異質な存在です。

大切な子供さんを、わざわざ異質を弄ばれる環境に留学させる前に熟考なさることを切にお勧め致します。

 

賢明な選択をなさって下さい。

_____________________________ 

Englishの授業に困っているカナダ高校留学中のみなさん。

カナダの日本人留学生を長年助けて来たこのオンラインプログラム"Essay Writing”で、学校生活が一変しますよ。

Engishの授業が楽しくなりますからね。

カテゴリ 「留学」のコラム

カナダ留学の本当の話(2024/04/11 07:04)

カナダ大学留学をBoost(2024/04/10 07:04)

カテゴリ このコラムに関連するサービス

メール相談 英語エッセイーカナダからオンライン指導無料体験

エッセイの本場カナダからのオンライン講座ー無料体験版

料金
無料

多くの日本人生徒をエッセイの達人に育てたカナダの専門家Robert McMillanが、オリジナルプログラムをオンライン化。 基本をひとつづつ理解している過程を無料体験出来ます。

英語エッセイーカナダからオンライン指導無料体験
プロフィール対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真