留学エージェントに将来を壊されないように！

エージェントはあなたの払う授業料からかなりのリベートをもらい成り立つビジネスです。

大切なあなたの将来と、親の払う貴重なお金を、エージェントに吸い取られないように。

マニュアル(1)では「留学したい！」と思ったらまず自分の事を分析することの重要さをお話しました。

最初からエージェントお任せ態度だと、いいカモにされますよ。

マニュアル(2)では、具体的に現地学校との連絡のとり方、交渉内容のアドバイス。

さて、今回マニュアル(3)では、手続きの進め方と希望授業を取るための交渉です。

１．スクールボードに指定された書類をカナダに送る。

過去２〜３年の成績証明書（英文）校長の推薦状（英文）などが一般的です。

日本での特別な業績がある場合、その説明なども添付するといいと思います。

（カナダは学校以外の活動に積極的な生徒を高評価します）

２．スクールボードからの請求書に従い、費用をカナダ・ドルで送る。

直接スクールボード口座に海外送金することが多いです。

クレジットカードでの支払いが出来るところもありますが、金額が大きいので銀行からの海外送金がベストです。

３．費用の払込が終わると、スクールボードからの「入学許可書」が国際宅急便などで届きます。　未成年の方には「後見人書類」なども必要となりますが、スクールボードが指示してくれた通りに進めて下さい。

後見人代と称して毎月20ドル程度要求してくるエージェントには要注意。

スクールボードは普通余分の費用なしで面倒みてくれますから。

それを使い学生ビザの申請を始めます。

16歳以上の方は、カナダ移民局のサイトから簡単にオンライン申請が出来ます。

進め方について日本語でのPDFファイルもカナダ政府が用意していますので、それに従って進めると誰にでも出来る手続きです。

（問題がなければ2週間〜3週間でビザが出ます）

16歳未満の方は、オンライン申請ではなく、フィリピンにあるカナダ大使館に書類をまとめて送付するようになります。

ただし、時間はかなりかかりますので余裕を持って準備して下さい（2ヶ月くらい）。

書類申請に関しては、大使館からリンクしているサイトで有料で手伝ってくれる所もありますので、それを使われるのもいいと思います。

また、実は16歳未満でも裏技を使い、オンライン申請を代行する業者もありますので、使うのもひとつの方法です。 

４．ビザが出たら、あとはカナダに行く日を決めます。

５．ホームステイは、出来るだけ我儘に自分の希望をスクールボードに伝えること。

親も相当うるさく要望を出すことを強くお勧めします。

「交渉するうるさい親」と思われると有利。

あとで文句が来るのを防ぐため、手持ちの中で良い方のホストをあてがってくれるはずです。

決まったら、まず親からメールやSNSを使い連絡を取る。

カナダのホストはFacebook大好きですので、それがベストの方法です。

メールは返事が来ないか、遅いかどちらかです。

親の存在感を示しておくと、ホストが留学生を扱う際にも気を使うようになります。

カナダで勉強が始まったあとも、親が頻繁にホストと連絡を取り「お友達」になることを強くお勧めします。

親の存在の見えない留学生は、カナダの人も「放っておこう」心理になることをお忘れなく。

今回は手続き編でした。

次回は、いよいよ一番大切な交渉。

カナダの高校で取る授業の相談を、直接学校と行う際に知っておく必要がある情報を盛り込んでコラムにしてみます。

頑張れ！