「海外大学の進学が決定した者です。
5月入学のため、時間に余裕があります。経済学について予習をしたいと思っているのですが、まず何からやるべきでしょうか？

また、会計学、マイクロ経済学、マクロ経済学はどの辺りまで学習しておくと、有利でしょうか？」

 上記のご相談に回答しました。 

カナダで大学正式留学、学士号・修士号を取るサポートをしている立場から回答させていただきます。

ご質問には、行き先、大学名も記されておりませんので、私の専門分野であるカナダの大学を例に取ってみます。

また、ESL（外国人のための英語準備コース）ではなく、正式な大学のアカデミックコース（入学条件のEnglish Proficiency、TOEFLiBT90程度、をクリアしていることが前提）入学を許可されているとの推測でアドバイス致します。

（もし、大学入学を前提としたESLへの入学待ちということでしたら、下記の選択肢はレベルが高すぎると思いますので、別の準備内容が必要となります。） 

カナダでは非常に柔軟な教育制度を利用した、オンラインで単位の取れる大学があります。

例えば、アルバータ州のアサバスカ大学、ブリティッシュコロンビア州のトンプソンリバー大学など。

そこで、これから専攻なさる分野の100レベル（大学1年生レベル）のコースを１〜２履修なさることお勧めします。

英語で勉強するということの困難さも理解出来ますし、宿題の評価の厳しさも経験出来ます。

オンラインで入学を申請出来、書類提出や英語能力を証明する必要はありません。

これら大学で取るコースは、他の大学との互換性を持ちますので、コース登録前にTransfer Guide などのサイトで調べ、入学予定の大学に単位を移せるコースを取ることをお勧めします。

その単位は卒業に向けての単位に数えられますので、入学を許可された大学に入る前にすでに大学の単位がとりためられる利点があります。

経済を専攻なさる場合は、数学は非常に重要な基本となりますので、数学のコースを取ることも可能ですし、Macroeconomics, MicroeconomicsのIntroductory Levelのコースもあります。

Statisticsなども必修のはずですので、それも役に立つ選択です。

大学のIntroductory レベルのコースは、学生のクリティカル・シンキング完成度を見る宿題が出されます。　クリティカル・シンキングは英語で大学レベルについていくには必須ですので、それについても役に立つと思います。

カナダ以外の国に行かれる場合は、どれだけ教育制度は柔軟かによりますが、おそらくオンラインで取れるコースをオファーしている大学はあると思います。

まずは入学を許可されている大学のアカデミックアドバイザーに連絡し、情報をもらうことをお勧めします。

Good Luck!