大塚 嘉一(弁護士)- コラム「「下駄」」 - 専門家プロファイル

大塚 嘉一
依頼人の法的権利を実現する─それが私どもの願いです

大塚 嘉一

オオツカ ヨシカズ
( 弁護士 )
菊地総合法律事務所 代表弁護士
Q&A回答への評価:
4.5/2件
サービス:1件
Q&A:5件
コラム:180件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
※ご質問・相談はもちろん、見積もりや具体的な仕事依頼まで、お気軽にお問い合わせください。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

「下駄」

- good

2007-07-04 13:15

 ここのところ毎日、下駄を履いています。
 ごく普通の下駄ですが、父親が若いころ職人に作らせたのを奥から引っ張り出してきたものです。街の下駄屋で鼻緒だけ替えてもらいました。
 毎朝、脇玄関から庭を抜けて郵便受けまで、新聞の朝刊を取りに行くだけの、短距離、短時間のことですが、その解放感は言葉では言い尽くせません。
 機能でいえば、下駄は靴には敵いません。弁護士の業務として下駄で裁判所に行くことなど、およそ考えられません。しかし、下駄には、靴にはない効用があることもまた事実です。
 テストで「下駄を履かせる」のはご法度ですが、たまには「靴」を脱いで、「下駄」を履いてみることをお勧めします。その解放感は、別の地平を見せてくれるかもしれません。我々を、知らず知らずに拘束しているものは足に履く靴に限らず、我々を、ひと時その拘束から解放してくれるのは、鼻緒のついた下駄だけではないはずだ、と。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム