対象:住宅設計・構造
78歳の父と68歳の母が、最近亡くなった母の親の家(築45年)を母の兄と半分ずつ、相続することになりました。現在両親の住んでいる築43年の家は水回りに問題があり、建て直しが必要で、母の親の家も、傷みがひどく建て直しが必要だということがわかりました。ライフスタイルと費用を考えたところ、いまのところ母の親の土地の残りの半分を母の兄から買って、建て直しをし、引っ越したところで、現在の家を売ることを希望しています。母は現在リュウマチ治療中で、父も高齢ということで、海外に離れて住む娘としては、高齢な両親が、こんなに複雑かつ、大変なことをするよりは、賃貸か、中古マンションでも買って、シンプルな生活をしてくれることを望んでいるのですが、頑として聞き入れてくれません。費用もあまりかけず、楽に建て直しをする方法はありますか。プレハブ住宅でバリアフリーのものは存在しますか。どうぞよろしく御願いします。
kmchanさん ( 神奈川県 / 女性 / 46歳 )
回答:2件
具体的な費用や予算計画も大切ですね
長年済み続けた家や土地には愛着がある方が多くて、その場所を離れることで
体調を壊される方もいるくらいですから、慎重に考えたいところですね。
ところで、この話は気持ちの整理の部分と合わせて、具体的な費用の情報整理
も必要だと思います。
お兄さんから土地の半分を購入して建替えるとなると、具体的にどれくらいの
費用がかかるか?という部分と既存の家を売却した時にどれくらいの価格で
売れるか?という具体的な費用計画も大切な要素になると思います。
年齢的にもローンが組めないと思いますので、持家を担保にお金を借りるか
売却を先に決めてから建てるか?などその辺りの流れやバランスも大切でしょう。
ご年配の方なので、部屋によって寒さが違うような住環境だと厳しいものが
あると思いますから、小さくてもバリアフリーがしっかりとしていて、しかも
寒くならないような家造りが重要でしょう。そうなると、プレハブ住宅では
対応が難しい可能性もあります。設計事務所等ではトータルの予算から家に
かける予算を割り出して、どれくらいの大きさの家と仕様で造れるか?などの
検討もしてくれると思いますので、ご相談されるのも1つだと思いますよ。
八納啓造
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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横山 彰人
建築家
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建て替えについて
文面拝見しました。 離れて暮らしていると心配なことだと思います。
長く土地付の家に住んでいるとやはり賃貸や、コンクリートのマンションは避けたい気持ちは良く分ります。
また生まれ育った思い出の地に再び住みたいと言う想いも理解できます。
私の経験から申しますと、はたから見ますとこれから家造りは大変だと思っても、当人はかえって家造りという生きがいが出来て元気が出てくる方も多くおられます。
費用はかけないで建築したいと言うご希望ですが、工事金額はどうしても床面積に比例する事が多いのですが、小さくても居心地のいい住まいは可能だと思います。
しかし、安くできるからといって安易にプレハブ住宅や、HMとは考えない方がいいでしょう。
考えなくてはならないのは、バリアフリーだけではありません。 よく話を聞いて小さくても満足し納得できる住まいを造るにはまた、海外におられて目が届かないならなおさら、設計事務所に入ってもらった方がいいと思います。
分らないところがあればご連絡下さい。
横山彰人
(現在のポイント:-pt)
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