対象:住宅設計・構造
建て直しを検討しています。仕様やオール電化を専門としているというところが気に入って、あるHMでと考えているのですが、そこは、2×4工法での建築を専門としている会社でした。自分なりに2×4工法について色々調べてみたのですが、どちらも一長一短あり、踏ん切りがつかなくなってしまいました。2×4工法は、省エネ住宅であるなど長所も沢山あるようですが、室内での音が響く、とか湿気のある日本の気候に合わない、気が腐りやすい、間取りに自由度が無い、等々の記載もあります。日本では2×4工法は不向きなものなのでしょうか?
ポンタッチさん ( 埼玉県 / 女性 / 44歳 )
回答:4件
一度、視点を変えるのもいいですよ
建て直しを計画中とのことですが、文面を拝見すると、今は1つの商品を見て
「ここのどこが良くて、どこがいまいち」という形で踏み切れない、という
感じですね。
ある意味、あるブランドの服を見て、その服の良さと今一のところを見ながら
購買に対して躊躇しているような感じに近い部分があります。
洋服と一緒ですが、家は既製品のものもありますが、同じ素材を使いながら不満点
を解消するオーダーものもあります。たとえば2×4でも間取りの大きさによっては
内壁がほとんど不要で将来の間取り変更などに対しても問題なく設計することも
可能です。音の問題なども、設計で考慮すれば十分解消も出来ます。
ただ、今の視点で見ると商品に対しての見立て方なので、上記のような解決策は
難しいでしょう。
この辺りを分かりやすくまとめたレポートを用意していますので、もし興味が
ありましたらレポートをご覧ください。
http://www.keizo-office.com/report.html
ステキな家が出来ればいいですね!
八納啓造
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス
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樋口 好伸
建築プロデューサー
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構造は家の要
こんにちは!ポンタッチさん
NMを考えられているという事は仕様などの事もあるのでしょうが、
保証体制や安心感といったものが大きいのでしょうね。
さて、2X4ですがポンタッチのいう通り一長一短で、お調べの通りだと思います。
加えて一つだけ言いますと将来的な間取り変更がしにくいという事です。
壁で支える構造になっていますので、壁を取り除いたり、移動したりという作業が
極めて難しくなります。
ですので、将来の間取り変更迄を視野に入れたプラン計画が必要だと思います。
構造は家づくりで、最重要な要件です。
オール電化などの仕様や外観、内装などは逆にいえば何とでもなります。
『家は命を守る箱』
先ずは構造ありきで、たくさんの構造を検討してみては如何でしょうか?
(*ちなみに個人的なお勧めはSE構法です。)
ご参考になれば幸いです。
感謝。
for the children
すべては未来の子どもたちのため。
LIVES FACTORY
higuchi
横山 彰人
建築家
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2×4より在来工法の方がいいのでは
どんな構造にも長所と欠点があります。
それは当然のことですが、私は在来工法の方がいいと思います。
なかでも間取りの自由さと開口部に制約があることです。
間取りの事だけ、私が感じていることを上げてみます。
・2×4は壁構造なので将来自由に間仕切りを変更する事が難しい。
この事は大事な事で、将来家族構成が変わったり、二世帯住宅にリフォームする場合に、実際経験し た事ですが、ほんとうに苦労しましたし、余計なお金もかかりました。
・しっかりした和室がほしい場合、柱が無いので大壁で付け柱になってしまう。
・コーナーに窓を取ったり、3m以上の窓を取る事は難しい。
・建物の間取りやでアールを取ったり、直角以外の壁を作るときかなり制約がある。
・吹き抜けを作る場合の制約が多い。
・開口部を決める場合、たとえば外壁の隅から開口部を作ることに制約がある。
これ以上もっとあるのですが。
価格の方も2×4が特にコストが安いと言う事はありませんし、よくご検討下さい。
分からないところがあればご連絡下さい。 良い家が出来るといいですね。
横山彰人
補足
ブログやHPでも住まいに役立つ情報を定期的に発信しております。
もしよければ、ご参考にしてみてください。
・横山彰人ブログ
・株式会社 横山彰人建築設計事務所
・横山彰人建築設計事務所プロフィール
・横山彰人著書の紹介
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