社会人経験者の新卒採用での就職活動

ニシクン こんにちは。
マネジメントコンサルタントの有滝 功です。

コメントいたします。

一般的には、中途採用での面接・採用に向われるのがよさそうですが、敢えて「新卒」でのチャレンジということですよね。
ちなみに企業側の発言に私は違和感がありません。また、教務課のコメントもしかりです。

先週、弊社にニシクンと近い年齢の方が面接にいらっしゃいました。
弊社業務に向いている方でした。
人間的魅力を感じました。
地頭のよさが伺いしれました。
その方に来て欲しいと思いました。

しかし、その方は違う専門性の分野で卒業後活躍している人です。
弊社の今の仕事に関しては異業種で素人ですから、一からの修行となります。
弊社に入社したら初年度年収は半減になるでしょう。

ですから、このケースは、弊社では「中途採用」という形でも実際は「新卒採用」ですね。
ただし、仕事をしてきた実績があります。
専門性が違っていても「ビジネスのコツ」は案外共通しているものです。
ゆえに、その方は、とても短い時間で新しい仕事をマスターし、結果を残し、それにともなって早い段階で現在の年収以上のギャラを獲得するようになるでしょう。

ニシクン質問「企業の対応で私のような大学生の採用に積極的な企業の対応はどの対応でしょうか?」

前提としてこれまでのキャリアと現在の学びを切り離さないほうがよいと思いますが。

ニシクンが
「今すぐ、何ができるのか」
「これから何ができるのか」
「これから何を生み出せるのか」
「その可能性がうかがい知れるのか」
ニシクンの
「魅力は何なのか」
を率直にアピールし、それをまじめに聴いてくれる企業(担当者)でしょうか。

極論すると「新卒」「中途」などという枠組みなど関係なく
応募してきた「本人重視(しだい)」での採用をする企業があるはずです。
当然、実力主義の会社でしょうが、そういう企業にチャレンジするのも一考では。

人生の岐路、がんばってください・・・

凄腕社労士 本田和盛です。

新卒採用の場合は、基本は22歳プラス2歳までです。2留年または2浪までが基本線となっています。年齢がそれ以上だと、他の新卒社員とのバランスが悪いからです。それ以上年をくってしまった場合は、大企業はよほどの理由(東大出身とか、コネがあるとか、専門性が高いとか)が無い限り、採用しません。中堅、中小企業ならそのあたりはまだ寛大です。それでも30を超えた人間を、まったくの新卒扱いで採用することはありません。

60歳でも大学に入りなおして就職する場合は、理屈上は新卒採用となります。しかしそういう人を普通の新卒として採用して、育成しようと考える企業はありません。中途採用と同じ基準になります。つまり4年間の大学生活を1つの職歴として評価して、今までのキャリアと合わせてトータルで評価することになります。

33歳というと管理職一歩前の年齢であり、中小企業では管理職になって部下を持っているケースもあります。そういう中に、33歳の人をまったくの新卒扱いで採用することは考えにくいです。
もちろん企業によっては新卒採用を数年間やめていて、今回久しぶりに新卒を採用するというところもあると思います。そういう会社であれば、年齢的にマッチするかもしれません。年齢的にマッチしたとしても、評価は中途採用基準となります。そうしないと、相談者の今までの職業経験がまったく評価されないことになり、不合理です。

結局、学歴を1つの職歴と考えて、トータルでどういう専門性があるのか、どういう貢献をわが社でしてくれるのかという視点で評価されると考えたほうがよろしいです。