うつと統合失調症について

心と体・医療健康心の病気・カウンセリング 2007/05/30 13:26

２１歳の娘なのですが、４年前の春、うつ症状と診断されドグマチール１００ｍｇ（５０ｍｇ・２回）トレドミン錠５０（２５・２回）リーゼ１０ｍｇ（５ｍｇ・２回）を昨年の夏まで４週間に１度の通院をしながら飲んでいました。それからすぐ中性脂肪の値が高くなったためドグマチールはやめることになり、トレドミン、リーゼだけとなりました。安定していたので安心していたのですが、今年２月の終わり頃からなんとなく調子が悪い（将来にたいする不安が強く、どうにもならない事を色々と考えすぎ絶望感や後悔の気持ちでぐるぐる思考になっている）ので２週間に１度の通院に変更したいと言うのでそうしてもらいました。４月の半ばの診察では眠れないし、不安が強いので薬を出してほしいと本人が希望したためワイパックス１，０を１錠とリスミー１ｍｇが追加されました。４月の終わりに幻聴と妄想が現われたため受診。症状としては統合失調症とのことで、今ドグマチールカプセル５０ｍｇを朝食後にリスパダール１ｍｇとアキネトン１ｍｇを夕食後にリスミー２ｍｇを寝る前に飲んでいます。うつで通院し薬もきちんと飲み安定してきていたのに統合失調症になるのが納得できないのですが統合失調症は避けることできなかったのでしょうか？親として責任を感じています。

シキコさん（島根県 / 女性 / 50歳）

回答：1件

専門家

茅野分
精神科医（精神保健指定医、精神科専門医）

統合失調症の発症について

2007/05/30 14:14 詳細リンク

: (5.0)

娘さんがうつ病から''統合失調症''へと診断が変更されて治療中とのこと、心よりお見舞い申し上げます。

''10代後半から20代前半''というのは統合失調症がよく起こる年齢です。統合失調症は最初から幻覚・妄想といった特異的症状が生じず、はじめは不眠、不安、抑うつといった非特異的な''「前駆症状」''が生じ、不安障害やうつ病として診断・治療されがちです。つきましては、これまでの経過や治療を踏まえながら、今後の治療に期待していただけると幸いです。

統合失調症は単一の原因によって生ずる病気ではなく、''遺伝・環境・ストレス''など様々な要因が''複合的に重なり生ずる''と言われています。従って、親御さんへは過度な責任を感じることなく、今後のより良き治療と経過を期待して看護にご協力していただきたいと願う次第です。

最後に若い方々の統合失調症に関して有用やサイトとして以下の''「東京ユースクラブ」''をご紹介させていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。
http://www.tokyo-yc.org/

評価・お礼

シキコさん

すぐに回答してくださいましてありがとうございました。正直、娘が統合失調症になってしまった事をどうしても認めたくない気持ちがありました。しかし先生の回答を読んでいるうちにやはり事実は事実として受け入れて娘が少しでも回復するように協力していくしかないと思えてきました。回答して頂いたことで気持ちが楽になり整理がつきました。感謝いたします。