対象:住宅設計・構造
SE構法で建てましたが、雨漏りがひどく通し柱や梁が腐蝕してしまいました。建物は、集成材金物工法とパネル工法に断熱材を入れたものだとおもいます。屋根は金属屋根で軽いです。
業者の責任で補修をしました。1階や2階の壁ほとんどを門型補強で、角柱はダルマ落としの様に重ねて交換しL型のアングルで補強しました。ジョイント金物はとってしまいました。梁1階・2階とも腐蝕のままで気味が悪く、せめて金物の代わりになるものをとこちらから依頼しました。しかし、業者は、「面で支えており通常以上の耐震のある工法で、金物がなくても門型で支えるから、これで良いのです。」とゆずりません。本当に大丈夫ですか?何か方法があるのではと、お教えください。耐震は確保されているのか、不安です。
いくらちゃんさん ( 大阪府 / 女性 / 39歳 )
回答:2件

志田 茂
建築家
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SE構法の本社(?)に確認を
志田茂建築設計事務所 志田 です。
SE構法については詳しくないのですが、
基本的に金物を使って成立する構法だと理解しています。
SE構法の大元の会社
株式会社エヌ・シー・エヌ・・・??(お手元の資料で確認してください)
に連絡して、補修前の状態や補修方法を説明して
判断してもらってみてください。
築何年かわかりませんが、柱の根元だけならまだしも、梁までとは・・・
かなり状態が悪いように思われます。
他の部分も気になります。
早急に行動してください。

森岡 篤
建築家
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至急対処を
いくらちゃんさんんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
設計事務所の設計ではないのでしょうか。
SE構法は、NCNが開発した特殊木造骨組です。柱梁ジョイントを金物で剛性強度を持ち、耐震性を確保しながら耐力壁を減らす事ができます。
このため、間取りの自由度が増し、柱梁ジョイントがきれいで、現しに適する等のメリットがありますが、在来構法よりコストが高いので、設計者の後押しがあると思いますが。
設計者がいれば、この件で関与していないのでしょうか。
雨漏りが原因ということで、施工会社は、雨漏り修理と腐食した''構造体を「原状復帰」''すべきです。
通し柱まで腐食し、原状復帰にはスケルトンリフォームのようなこととなり、大きなコストがかかるため、付け焼き刃的改修を実行したと思われます。
百歩譲って、原状復帰でなく、別の構造改修をするとしても、構造専門家による改修プランを作り(特殊構法なので、NCNの協力は必須)いくらちゃんの了承を得た上で進まなければいけませんが、そのような手続きはとられましたか。
業者が「これで良いのです」ということですが、良いかどうかを判断するのは、あなたです。
文面からは、構造改修内容はかなり不適切と思われますので、現在工事中なら、即刻ストップさせて下さい。
至急第三者の、信頼できる構造専門家に依頼し、対策を講じて下さい。
改修工事を始めてしまった現在では、その他に、強制執行の力を持つ機関(市役所、消費者センター、消費者庁、国交省等)のバックアップが必要かと思います。
参考にしていただけたら幸です。
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