対象:住宅設計・構造
現在、新築間取り打ち合わせ中で考え中の箇所があります。
それは、納戸や小屋裏、シューズクローゼット、パントリーの
換気問題です。
コストダウンもしたいと思っています。
今は窓が付いています。
ただこれは、私の古い考えで換気=窓だったためです。
外観のバランスのためデザイン窓がついていて
1枚およそ2万円前後になっています。
今は換気システムが搭載されているのが普通のようで
窓よりも換気扇を付けてもらうほうが防犯面でも安心で
コスト面でも良いのではと思い始めました。
詳細を書かせていただきます。
1階北側、1.5畳のシューズクローク
1階北西、2.5畳のパントリー、中にレンジと冷蔵庫も収納
2階北側、2畳の納戸、主に子供のおもちゃや洋服など収納
小屋裏、4畳で窓なしの予定
このような状況で換気は窓と換気扇どちらが良いでしょうか。
また、換気扇と言っても、排気ファン、自然吸気、換気扇と
あるようですが、どこに何を付けたらいいのでしょう。
価格面でもどのくらいするものでしょうか。
ご意見いただけますようお願い致します。
まーたっくんさん
回答:3件
志田 茂
建築家
-
場所によって使い分けしましょう
志田茂建築設計事務所 志田です。
風呂で考えると、換気については、換気扇だけより、窓のほうが、換気する時間は、はるかに短いです。
ですので、窓を付けられるなら、そのほうがいいと思います。
ただ、、
小屋裏など、あまり出入りしないところは換気扇がいいかもしれません。
センサー付きのものがありますから、そうゆうものを選ばれるといいでしょう。
外部フード入れて2万円はしません。
(センサーなどない通常のものなら1万円くらいです)
シューズクロークのように、匂いの発生が考えられるところも
換気扇を付ける事は有効です。
ただ、普段使うところでもありますので、窓でもいいかもしれません。
換気するには、空気の出るところと入るところの両方必要です。
窓、換気扇、どちらにしても、ドアに、または、ドアの上部か壁に格子などをつけるといいです。
換気扇は、排気ファン+自然給気 を基本として考えるのが、金額的には一番安価です。
24時間換気扇が必要ですので、それを、「そうゆう場所」につけると、諸々効果的です。
高気密高断熱の仕様の場合には、換気扇を付ける事は、全体を考えて、最適なものをつけてください。
横山 彰人
建築家
-
換気について
計画中ということですから、今の段階で風の流れをしっかり計画しておくべきです。
しっかり計画をすれば自然換気だけで十分ですが、匂いや自然に風が流れないど心配なところだけ強制換気で対処すべきでしょう。 結果としてその方法が一番お金がかかりません。
設計の方と十分話し合ってください。近年は何も考えずに部屋をつくって、換気は機械で処理しようとする傾向がありますので。
分からないところがあればご連絡下さい
横山彰人
野平 史彦
建築家
1
換気の意味
まーたっくん様
ロングバケーションで、ご回答が大変遅くなってしまいました。
さて、このような事で施主が悩んでいる、というのは、
あなたの家の設計者はいったい何をしているのだろう? と思ってしまいます。
昔と違って、今は法的に24時間換気設備を付けなければならなくなっている、ということはご存知ですね?
換気の考え方は第一種から第三種(四種もありますが)まであって、OMソーラーなど、特別なことをしていない限りにおいて、住宅には排気型の第三種が適していると言えます。
これは、基本的には居室(クリーンゾーン)に直接外気を取り入れる給気口を設け、あなたのお悩みの箇所は総てダーティーゾーンとなるので、ここに排気口を設け排気します。
排気の方法は各所個別に直接外部に排気する換気扇を設けるのが最も簡便で安価となりますが、私的にはダクトで集中排気するシステムの方がお薦めです(字数制限でその理由は省略)。
窓を開けた方が換気するのではないかと皆さん、思われるかもしれませんが、それは、窓を開けて風が流れる状態の時だけの話しで、冬場、窓を閉め切っていれば、その部屋の換気は行なわれず、汚染空気が滞留し、カビやダニの温床になります。
換気というのは、気まぐれに開けたり閉めたりすることではなく、ゆっくりであっても常に空気が動いている状態をつくることが必要で、それは結局、機械には敵わない訳で、法的に義務付けられているのですから、それを上手く使う事です。
ご参考まで
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング