対象:一般歯科・歯の治療
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19歳、女性です。
先月から左右下の奥歯の深部が断続的に痛み(自発痛・鈍痛)、地元の歯科医へ行ったところ虫歯はないと言われ、知覚過敏対策のシミ薬を塗ってもらったり、かみ合わせを軽くしてもらったりしました。
しかし痛みに特に変わりはありませんでした。
心配なので本日、大学病院に行って参りました。
とりあえず右下の奥歯を診ましょうと言われレントゲンを撮ったところ、歯髄の中に白い点のようなものがうっすらと写っており、「象牙粒があると思います」と診断されました。
この象牙粒の除去には抜髄をすると言われましたが、象牙粒は放置しておくと悪影響を及ぼすものですか?
また、左の歯も同様に痛むのですが、象牙粒とは多発的に発生するものなのでしょうか??
何かほかの要因は考えられないでしょうか?
まだ年齢も10代で痛みも耐えられないものではないので抜髄はなるべくしたくありません。
先生方のご意見をお聞きしたいです。回答よろしくお願いします。
pippinさん ( 神奈川県 / 女性 / 19歳 )
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象牙粒について
こんにちは。むつみデンタルクリニックの倉田です。
象牙粒は必ず取らなければならないものではないですから、急いで神経を取らなくてもいいかと思います。
左右の奥歯ということですので、やはり「食いしばり」などが原因であると考えられます。
藤田先生のおっしゃるとおり、かみ合わせの調整やナイトガードの使用など、まずは「痛みの原因の除去」を行いましょう。
(10代では特に)神経は出来る限り取らない方がいいですから、治療を続けても改善が見られず、「ガマンできない!」という状態になるまでは治療を続けてみましょう。
千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック
歯HOO!ブログ〜松戸市の歯医者さん〜
回答専門家
- 倉田 友宏
- (長野県 / 歯科医師)
- 倉田歯科医院 院長
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート
虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。
倉田 友宏が提供する商品・サービス
藤田 博紀
歯科医師
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咬み合わせの調整をもう少しされてみては?
左右の奥歯が同じ時期に痛み始めたということは、象牙粒による可能性は低く、ストレスによる食いしばりから痛みがきている可能性が高いとおもわれます。
もう少し痛む歯のかみ合わせの調整をして様子を見て、それでも改善しなければナイトガードのようなマウスピースを装着してみて、それでも痛みが続くようであれば神経を取ってしまった方が良いかもしれません。
ご指摘の通り、まだ年齢が若いので神経はできるだけ残しておいた方が歯のためには良いですから痛みが耐えられない時のみ抜髄するようにしましょう。
吉岡 武史
歯科医師
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かみ合わせ その他の問題
**■1 原因 (確認)
歯ぎしりや食いしばりを指摘されたことはありませんか?
どちらかの糸切り歯が八重歯になってはいませんか?
下の前歯がすり減っていませんか?
象牙粒があると言われたのは前から数えて7番目ですか?
□ 大きな奥歯の1番前、
前歯から数えて6番目が''「6歳臼歯」''
前から数えて7番目が''「12歳臼歯」''
前から数えて8番目が''「親知らず」''です。
**■2 親知らずについて (かみ合わせの不調和の遠因の一つ)
レントゲンを撮った時に「親知らず」はありましたか?
大きなレントゲンでなければ分からないかもしれませんが、
「親知らず」が原因の一つかもしれません。
「かみ合わせと親知らず」此処に書ききれない内容を上げました。
http://profile.allabout.co.jp/fs/yoshioka-dental/column/detail/57117
**■3 今回の選択肢
1) 食いしばりや歯ぎしりがあることが確認されたら
それを防ぐための治療を考えなければなりません。
保険内ではマウスピースが第一選択です。
一部の歯にかかる圧力を減らすことが出来るでしょう。
2) さらなる悪化を防ぐために
「親知らず」が悪い状態であれば抜歯をする。
レントゲンを撮っていなければ、今後通っても良いと思われる先生を
捜してから撮りましょう。
マウスピースなど、かみ合わせの治療は前後しておこなう。
3) 全体のバランスがくずれているかもしれません
かみ合わせの専門医を受診し調整を行う。
**■4 補足
''<1> 「抜髄」について''
1)〜3)を組み合わせて行えば通常は歯の痛みが軽減するでしょう。
しかし痛みが治まらない場合は、負担がかかっていた期間がながく
長く回復不可能なほどダメージを受けてしまったのでしょう。
残念ながら抜髄をしなければならないかもしれません。
補足
判断の基準は先生によって若干違いますが、
日常生活に支障が感じるほどの痛みがあった場合は、
抜髄をした方が良いのでは無いでしょうか。
痛みのある歯を無意識に避ける噛み方を続けることで、
他の歯に影響が出ることが考えられます。
先の質問に書いた様に、すでにかみ合わせの不調があるかもしれません。
''<2> 「親知らず」の抜歯''
抜歯をしても、かみ合わせの問題は残ります。
残念ながら崩れてしまった咬合は自然には戻りません。
詳しい先生を探し、相談しましょう。
人によっては矯正治療の必要な方もいます。
''<3> 象牙粒はなぜ出来た?''
原因はまだはっきりとは分からないものですが
例えば、年齢を重ねた方の歯は歯髄腔と言われる神経の
入っている部分が徐々に石灰化していきます。
これは歯が「咬耗」といって何年もかけて咬んですり減った分を
補うように内部が硬くなっていく現象です。
今回の象牙粒は過度に、かつ急速に歯に圧力が持続的に
かかった為の歯髄の防御反応の可能性があります。
手や足に肉刺(まめ)ができたり皮が厚くなるのも同じです。
つまり象牙粒が悪いのではなく、象牙粒ができた原因を探す必要があります。
''<3> 痛む歯の「かみ合わせを軽くする治療」について''
先に記述したように、原因が何であれ全体のバランスが
崩れてしまった可能性があります。
痛む歯だけ治療しても、より悪化する可能性もあります。
全体のバランスを観ることが出来る先生に診てもらいましょう。
それ以外の場合は元に戻すことが出来るマウスピースが第一選択です。
改善しない場合はやめることが出来ます。
身体バランスをみるかみ合わせ治療 よしおか歯科
評価・お礼
pippinさん
回答の仕方がわからず、返事が遅くなってしまいました。申し訳ありません><
いまだに原因はよくわかっていないのですが、今は歯よりあごのほうが痛い気がします。
痛い歯ははっきりとしていませんが、12歳臼歯の一つ手前の歯が主に痛むと思います。
特に右側が痛いのですが、右側には親知らずがそもそも存在しないようで、レントゲンに写っていないとのことでした。
親知らずの原因は少なそうです。
いまのところかみ合わせの問題がありそうですので様子を見て行きたいと思います!
丁寧な回答、どうもありがとうございました^^
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