対象:一般歯科・歯の治療
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こんにちは。左下6番で通院中です。クラックの為、抜歯するしかないようです。不審な点もあり、他院で診て頂いたところ、ひびが歯根に達していなければ抜歯は回避できるとのことですが、抜歯する根拠についてもう少し詳細に教えて頂けますでしょうか。
経過は、次の通りです
数十年前に虫歯で中心にインレイ処置された歯です。
3年程前にクラック(縦に4本 頬側、舌側、5,7番隣接面、ひびは以前より自覚)の為か、歯磨きの水がしみる為、歯科を受診したところ、ひびに沿って歯茎ぎりぎりまで削ってインレイ処置されました。
この1年半後、再び冷水痛。
今年の5月には、お湯がしみ、硬いものをかむと痛みが走り、右側全体に灼熱感もあった為、慌てて診て頂きました。
1度目は、頬側の歯肉がやや(1ミリ程度)後退している為知覚過敏と診断され、抗生物質を服用。その後症状は随分緩和されましたが、今度は違和感と浮いた感じにみまわれ、インレイを外すことになりました。麻酔をしたもかかわらず、舌側のひびを削ったところで痛みが出ました。ここでほぼ抜歯しかないと云われました。出来れば抜髄だけで済ませたいです。現在は温・冷痛、咬合痛(固いもののみ)、自発痛なし、頬側・舌側の歯肉がわずかに後退しています。宜しくお願いします。
補足
2008/08/08 17:33抜根という方法もあるようですが、予後についてメリット、デメリットも教えていただければ有難いです。
abcさん ( 京都府 / 女性 / 43歳 )
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ヒビはなぜいけないのか?
お痛みで困っていらっしゃいますね。
分かる範囲でお答えします。
まずなぜ抜歯しなければいけないのかです。
ヒビが深いと、復元が不可能で、隙間に細菌が住み着き、骨を破壊するからです。
感染の元は根こそぎ取るという考え方からです。
ヒビが浅くて骨を破壊する可能性が無い場合、ヒビがある部分は削って詰め治せば、
ヒビが無くなるので、治療できます。
ヒビが入っていても抜歯を望まない患者さんは沢山いらっしゃいます。
私達はそうした時、放置した場合のデメリットをお話しします。
選ぶのは患者さんですから、大きく腫れてきたり膿んできたり、
痛みが強くならない限りそのまま歯を使う、使い切るという選択をする患者さんもいます。
医学的には、細菌が住み着く原因を放置するのは危険です。
歯を抜くのは惜しいようですが、大きく腫れ、入院などの大事になってからでは遅いし、
患者さんの中には、そうなってから、「なぜ抜くように勧めなかったんですか!」
とおっしゃり、主張が変わってしまう人もいます。
当院では、予防を専門に行っており、
口の中の細菌数がな少なくなるようコントロールします。
ですから急激に悪くなる方はあまりいらっしゃらないので、
歯を使い切るという選択をする方もいますが、
歯を残した場合に起こりうる事はきちんと説明します。
抜髄については、温・冷痛は解決する可能性が高いので、選択肢かもしれませんが、
歯根膜という靱帯が炎症を起こしている場合咬合痛は治まらない事もあります。
根本的な解決になるとは考えられません。
また、金属のインレーは、レジンを入れる場合に比べてより多く削る必要があります。
さらに、咬んだ時のくさび効果で、その金属自体がヒビの原因になることも多いようです。
当院ではインレーはこのような問題があるので行っていません。
よく説明してもらい納得した上で次の治療を受けるのが一番です。
お大事にどうぞ。
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abcさん
このような症状の場合咬合痛は治まらないのですか
2008/08/11 18:04詳細にご説明いただきありがとうございます。
ひびが深ければ抜歯も仕方ない訳ですね。
これだけは削ってみないとわからないということですね。
浅い位置で止まっていてくれることを祈ります。
仮に、ひびが歯根まで及んでいなかったとして、抜髄を選択した場合であっても、咬合痛が治まらないことがあるのでしょうか。
レントゲンでは根の先に炎症はないようですし、歯肉にも炎症やできものはありません。
abcさん (京都府/43歳/女性)
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