対象:住宅設計・構造
回答:1件
野平 史彦
建築家
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現場の状況が分かりませんが、、
プリン2019様
マンションのバルコニーには、通常、中継用のルーフドレイン(写真右)が用いられていると思います。
ここには上階バルコニーからの雨水排水管が接続され、当該階のバルコニーの雨水もここから排水される訳です。
この形式では、上階で余程激しく水を流さなければ、下階のバルコニーにその水が溢れて水浸しになるようなことはあまり考えられません。
上階からの雨水管がバルコニーの建物側に添って、当該バルコニーの下端で開放され、バルコニーの水勾配によって外側の排水溝、あるいは、ルーフドレンに流れるタイプのものもありますが、この形式では、上階で大量に水を流すと、下階のバルコニーに直接落ちるので、結構水浸しになる可能性はあります。
マンションの計画では、そもそも上階から重なったバルコニーにはそれ程大量の雨水を見込んでいないので、この程度のもので済ましているのが普通です。
即ち、バルコニーに人為的に水を流すことをあまり想定していないのです。
但し、排水の経路が、明らかに上階の水が下階のバルコニーを横断して流れる様なことになっている、というなら、これは問題で、マンション販売業者側に改善を要求して良いと思われます。
ご参考まで
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