育児ストレス？

わがまま盛りのお子さんの対応に四苦八苦している親御さんは、実に多数おります。昔は姑さんの知恵と経験に支えられ、難しい子育ても何とかなっていたものですが、現代の核家族ではその支援も得られず、多くの母親は孤軍奮闘しているのが実情です。

こういう時に頼るべきは父親ですが、多くの父親は職場からの帰りが遅く、家事や子育てに積極的な父親はきわめて少数派です。また少子化の影響で、近所に頼れる先輩格の母親もなかなか見当たりません。

従って現在お二人の子育てに苦労しているからといって、特別なことではありません。多分に社会構造的、歴史的な影響というものがありますので、過度にご自分を責める必要はないと思います。

とはいえ日常的にイライラしていたり、ちょっとした事でおもちゃを投げ散らかしたりするのは、あまり正常な状態とはいえません。ご自分でも解決できる要素を見つけ、何らかの対応策を取ることが、ご自分のためにもお子さんのためにもなります。

先ずはご家族やご近所の協力を得ることが重要です。ご主人やお姑さんに、現在の状況や心境を相談してみることです。さらにご近所の主婦や、同年代の友人に相談されてはいかがでしょうか。先輩格のお母さんから、イライラした時のやり過ごし方を教えてもらえるかも知れません。

さらにご自身の体調管理も重要です。例えば食生活の乱れと栄養バランスの破綻は、神経伝達物質の不足・機能低下を通して、イライラ感や子育てのストレスを増大します。また日常的な低体温は、脳のパフォーマンスを低下させ、やはり子育てに影響します。ライフスタイルを向上させる絶好のチャンスと捉えるべきです。

最後に、お子さんの立場に立って考えてみることです。どのような対応を母親からされれば自分は幸せかを、お子さんに乗り移ったつもりになって想像してみてください。お子さんの目線に立つことで、次善の対応策が自ずと取れるようになるはずです。