昨年の年明けに移動という形で今の会社での勤務を開始、その後6月〜7月には動機、焦燥感で仕事に集中力、判断力がなくなり、夜2時ごろ目が覚めそのまま眠れない状態が続きました。自分を責め、他の人に申し訳なく、仕事も家事も手につかず、体重も1ヶ月で7kgほど落ちました。心療内科に行き、うつ病の薬と3ヶ月の休養を要すという診断書をもらいましたが結局会社には提出できませんでした。ただ、上司には報告していました。でも、どうしても休むことが出来ず結局10月になってやっと1週間の連休を取得しただけでまた普通に働き始めました。そのころは自分の中で快方に向かった気がしていて、もう大丈夫と感じていたので。
その後、しばらくは薬を続けながら勤務をしていましたが、年明けにまたプレッシャーのかかる仕事が増え、今年の3月から連日の深夜残業が続き、うまく仕事が出来ない自分をまた責めるような状態が来てしまいました。判断力、集中力が低下し、仕事にも大きな支障をきたしています。まだ前回のような精神状態までは行っていませんが時間の問題のような気がしています。
前回直りかけの段階で会社の産業医の所にも一度行っていましたので、今回は予防の意味も込めて再び産業医を訪問しました。うつ状態と言われています。
昨年のうつ状態の原因は自分が思うように仕事が出来ず上司や同僚から叱責されたことがきっかけです。その後直ったと思い込み無理して同じ状態に陥っている自分は環境を変えなければまた同じことを繰り返す気がしています。うつの時は退職など考えてはいけないとよく言われますが、このままこの会社に残ることは自分のためによくないような気がします。自分に原因がありこのような状態を繰り返す場合、一度リセットすることについてどのようにお考えでしょうか。
yももさん ( 東京都 / 女性 / 36歳 )
回答:1件
うつ状態の徴候あり・先ずは食生活などの点検・改善を
動悸や焦燥感という症状、集中力や判断力がなくなり、未明に覚醒して眠れなくなる状態は、うつ病としての徴候を具えています。このような状態では仕事に大きな支障を来たしたり、家事も滞りがちになるのは無理からぬことです。
直接の原因としては転職したことや、新しい職場で上司から叱責されたことなどでしょうけれども、その背景要因として、栄養バランスや低体温、家庭環境などに関して、幅広く検討してみる必要がありそうです。
今の会社に残るべきか否かを気にされているようですが、仮に今の会社を去っても、ほかにやりたい仕事や勤めてみたい職場が具体的にあるのでしょうか。そうでなければ、性急に転職や退職を考えるのではなく、先ずは今の職場に留まって対策を考えるべきです。
特に気になるのが、1か月で体重が7キロも落ちてしまった点です。家事の滞りと関係して、食生活がかなり乱れているのではないでしょうか。栄養バランスが乱れると神経伝達物質の量と機能が著しく低下し、うつ状態を悪化させてしまいます。
従って食生活を見直し、栄養バランスを充実させるのが最優先の取り組みだと思います。先ず点検すべきなのが、甘いものの摂り過ぎです。これまでも度々指摘しましたが、お菓子や砂糖、清涼飲料水の摂り過ぎは反応性低血糖を引き起こし、神経機能を阻害します。
また甘いものを摂り過ぎると食欲が抑制され、タンパク源やビタミン源、ミネラル源になる大切な食材を充分に摂れなくなります。その結果、神経伝達物質が不足・機能低下し、ますますやる気が失われ、生活力や仕事力が更に低下するという悪循環に陥ってしまいます。
食生活の立て直しといっても難しく考える必要はありません。野菜(特に生野菜)や果物を充分に摂り、肉や魚も適度に摂ることを心がけましょう。家事をする気力がないうちは、果物やサラダだけでも良いでしょう。そのうち家事をする気力が湧いてきたら、しめたものです。
回答専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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