対象:インプラント・歯科口腔外科
高校生の娘です。あごが開かないといって、顎関節症だろうと思い、かかりつけの歯科に行きましたところ、
かみあわせを調整するということで、歯を削って様子を見ました。
合計3回ほど通い、削りました。
虫歯でもない歯を、こういうばあいはけずることがあるのでしょうか?
私自身も大学時代に関節症になり、当時通った歯科で
マウスピースを作ってもらい、矯正したことがありますが、
そのときは削るということはしませんでした。
またもう1点、虫歯でなおしている歯に、仮の詰め物をしている間は、その場所では食べ物をかんではいけないのでしょうか?
ポコアポコさん ( 大阪府 / 女性 / 46歳 )
回答:5件
顎関節症について
はじめまして。むつみデンタルクリニックの倉田です。
顎関節症はさまざまな原因で起こります。生活習慣(頬杖や横向きに寝る)なんてことでも起こりますし、咬み合わせの不具合、首や腰のゆがみによっても起こります。
顎関節症の治療として、「マウスピース」を使用することはかなり多いですが、それと共に「咬み合わせの調整」も行うことはよくあります。ただし、咬み合わせの調整は「一度削ったら元に戻せない」ので、削る際には注意が必要です。
また、仮の詰め物はあくまでも「仮」ですから、歯にくっつきやすい食べ物や硬いものは噛まない方がいいでしょう。
仮の詰め物が外れてしまうことで歯が動いたり、しみるようになったり、歯が欠けてしまうことがありますので。
顎関節症について
千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック
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回答専門家
- 倉田 友宏
- (長野県 / 歯科医師)
- 倉田歯科医院 院長
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート
虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。
倉田 友宏が提供する商品・サービス
米田 成位
歯科医師
1
顎関節症の治療
はじめまして。
米田歯科醫院の米田と申します。
顎関節症の治療では、歯を削り咬み合わせの調整を
行うことはありますが、一般的に最初に削る治療を
行うことは稀です。
被せ物などの咬み合わせが高い場合などは、調整を
する事はありますが、天然歯の場合は慎重に治療しな
ければいけません。
元に戻せませんので・・・。
マウスピースや内服薬、湿布、マイオモニターなど
症状に合わせて治療を行うのが一般的です。
症状が改善しない場合は、大学病院などで診察して
もらっても良いかもしれません。
虫歯の治療などで詰める仮詰めのものは、あくまでも
仮のものですので、その歯は極力安静に使用した方が
よいかと思います。
堀内 晃
歯科医師
2
顎の症状はいかがでしょうか?
はじめまして長崎の堀内と申します。
さてお問い合わせの件ですが、顎関節症で歯を削ることは実際ありますよ。
また、マウスピースでの治療も実際あるようです。マウスピースでの治療は、原因をとるというよりも噛み合わせによる顎関節症の原因を上下の歯が当たらないようにすることで一次的に排除することです。ですから、再発することも多々あります。
ただし、ここで顎関節症の原因に目を向けて見ますとほとんどの顎関節症の原因は、頬杖や横向きね、うつ伏せねなどの態癖と呼ばれる癖が原因になっていることが多いようです。この態癖によって顎自体が奥に押し込まれていること、同時に歯自体が歯列ごと動いてしまって顎が押し込まれた位置で顎が固定されてしまっていることが原因になっています。
ですから症状が重い場合などは、マウスピースのみでは治療が難しいのも事実。噛み合わせの調整をするというのは後戻りができませんので慎重にする必要がありますが、噛み合わせの調整や矯正治療、そしてマウスピースという治療などを組み合わせことで治療できるものです。
また、虫歯治療の途中の歯でかむことについてですが、仮の詰め物をしている歯で咬んだりしますとしみたり、あるいは詰め物が脱離することで、次の来院時に銀歯などが入らないということがおこります。くれぐれもご注意ください。
根岸 春
歯科医師
3
顎関節症とは
所謂、顎関節症とは顎の関節の辺りに異常が現れることの多い症候群の名前といった感じのものです。
症というのは状態のことですから、高血圧症とは血圧の高い状態だ。 という意味でして、本来それ自体が病気ではないですがちょっとまずいですよ、ということです。が、顎関節症という名称は???意味わかりませんね。命名した人もなんだかわからなかったのでしょう。頸椎症、膝関節症というのも怪しげです。
骨や軟骨、関節円板の変形が原因というのが整形外科的普通の回答です。ところが近年、それはおかしいんじゃないかというのが、トリガーポイント治療を行っている先生の方から出てきまして、私もその通りと思います。ちょっと考えてみても骨が原因だというのに、あまり痛くない日もあったりするし、変形している人でも痛くない人はけっこういます。私も頸椎のレントゲンをかなり調べましたが、こんなんでいいのかという状態でもまあ、大丈夫な人は大丈夫です。(完全に問題なしではありませんが)
骨の変形等は結果です。原因ではありません。そして変形を引き起こす元を改善しなければなりません。それは第一に筋肉の持続緊張です。
本来、普段上下の歯は離れていてかみ合っていませんので、噛み合わせが原因云々というのはおかしな話です。しかし、歯からの影響があるのも事実でして歯を調整してよくなることもあります。つまり、その方法でも筋の緊張を減らすことが可能なこともあるわけです。しかし、重傷な方にはかなり危険です。逆に悪化することもあります。本来は正しい歯の状態にしてもです。
歯を削ってよい場合もありますが、これはさらに危険です。特に下の前歯は絶対にやめた方がよいのです。これは治療の原則です。
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